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- Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
- / ISBN・EAN: 9784846003272
感想・レビュー・書評
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坂本龍馬や桂小五郎、西郷隆盛、土方歳三と、有名な英雄たちが自分の道をひた走る中で、遊女たちは男たちを支えるようにそっと佇む。
けれど、彼女たちは心の底に叶わない夢をもっていた。
初めは総てを諦めたような表情をしていた新入りの遊女・秋雪も、坂本龍馬に出会い、夢をもってしまう。
後から気づいたのですが、作品中に「惚れた」とか「好き」とか、愛をあらわす単語は全然でてこない。
なのに登場人物はみんな自分の愛する人を持っていて、その気持ちは悲しいほどに伝わってくる。
遊女たちがひっそりと心の中に隠した夢は、嫌な現実から彼女たちをこの世に繋ぎとめる頼りない綱のように感じられる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
舞台は幕末。
薩摩と長州、それと坂本竜馬。
誰もが知っている、薩長同盟かと思いきや…。
え、どうなっちゃうんだろと思う展開を楽しみながら、スラスラ読める、
演劇の脚本に慣れてない方にも勧められる本だと思います。
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