出版状況クロニクル (2(2009年4月~2010年3月))

著者 :
  • 論創社
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本棚登録 : 39
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784846008758

感想・レビュー・書評

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  • 何もしない業界だとよくわかる。

  • 出版不況につき知りたいと思い手に取った本書。
    記載されている内容そのものは最近の書店・出版業界の動向であり、
    事実として読むのには興味深いのだが、何よりも本書は、
    「読みにくい」。
    時系列毎に区切った各章をさらに(1)(2)・・と細分しているのだが、
    これらの文にまったくつながりがないため、没入感がまったく得られない。
    ブログに数行づつ書いていた雑感をそのまま本にしたような内容で、そもそも書籍化する必要があったか疑問が残る。

  • 出版業界の現状がよく分かる一冊。

  • 2011 4/27パワー・ブラウジング。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。
    前作に続き、2009.3-2010.3の日本の出版業界(出版、取次、書店、印刷など)に関する出来事と著者の注釈を綴るクロニクル。もとはwebで出ていたのを書籍化したもの。また、これも前作と同じく末尾は論創社の森下紀夫氏と著者の対談。

    出版業界による、如何に前線を壊滅させないか苦心しながらの敗退戦記録としての様相も前作同様。
    今回は特にCHIホールディングスに至るDNPの動向とブックオフ、それに前作に続いて角川HGの戦略が面白い。
    そして前作以上に雑誌の休刊に関する記述が目立つ。

    さて、次作は本にまとめられるのだろうか・・・。

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著者プロフィール

1951 年、静岡県生まれ。早稲田大学卒業。出版業に携わる。著書に『書店の近代』(平凡社)、『〈郊外〉の誕生と死』、『郊外の果てへの旅/混住社会論』、『出版社と書店はいかにして消えていくか』などの出版状況論三部作、インタビュー集「出版人に聞く」シリーズ、『出版状況クロニクル』Ⅰ~Ⅵ、『古本探究』Ⅰ~Ⅲ、『古雑誌探究』、『近代出版史探索』Ⅰ〜Ⅶ、『新版 図書館逍遥』『私たちが図書館について知っている二、三の事柄』(中村文孝と共著)(いずれも論創社)。訳書『エマ・ゴールドマン自伝』(ぱる出版)、エミール・ゾラ「ルーゴン=マッカール叢書」シリーズ(論創社)などがある。『古本屋散策』(論創社)で第29 回Bunkamura ドゥマゴ文学賞受賞。ブログ【出版・読書メモランダム】https://odamitsuo.hatenablog.com/ に「出版状況クロニクル」を連載中。

「2024年 『出版状況クロニクルⅦ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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