- Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
- / ISBN・EAN: 9784846008758
感想・レビュー・書評
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何もしない業界だとよくわかる。
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出版不況につき知りたいと思い手に取った本書。
記載されている内容そのものは最近の書店・出版業界の動向であり、
事実として読むのには興味深いのだが、何よりも本書は、
「読みにくい」。
時系列毎に区切った各章をさらに(1)(2)・・と細分しているのだが、
これらの文にまったくつながりがないため、没入感がまったく得られない。
ブログに数行づつ書いていた雑感をそのまま本にしたような内容で、そもそも書籍化する必要があったか疑問が残る。 -
出版業界の現状がよく分かる一冊。
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2011 4/27パワー・ブラウジング。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。
前作に続き、2009.3-2010.3の日本の出版業界(出版、取次、書店、印刷など)に関する出来事と著者の注釈を綴るクロニクル。もとはwebで出ていたのを書籍化したもの。また、これも前作と同じく末尾は論創社の森下紀夫氏と著者の対談。
出版業界による、如何に前線を壊滅させないか苦心しながらの敗退戦記録としての様相も前作同様。
今回は特にCHIホールディングスに至るDNPの動向とブックオフ、それに前作に続いて角川HGの戦略が面白い。
そして前作以上に雑誌の休刊に関する記述が目立つ。
さて、次作は本にまとめられるのだろうか・・・。