忙しい死体 (論創海外ミステリ 87)

著者 : ドナルド・E.ウェストレイク 木村浩美

• 論創社 (2009年8月1日発売)

感想・レビュー・書評

[kei1122さんの感想 · 2021年7月3日]

ギャングの死んだ仲間を埋葬したが、その死体が薬物を隠したスーツを着ていたため主人公は上司からその死体を掘り返すという命令が下される。夜の墓地を掘り返し、その死体の棺桶を開けてみると、そこには…。

いつものウェストレイク作品は、小石が坂道を転がり落ちるような目まぐるしい展開が繰り広げられるが、初期の作品だからかその速度は比較的ゆっくりしたものに感じる。

少しご都合主義に感じてしまう展開でしたが、軽く読めて楽しかったです。こういう「軽く」「楽しく」読む読書も大切。

[hit4papaさんの感想 · 2017年3月12日]

ウェストレイクお得意のドタバタものです。いわゆるスラップスティック・コメディ。ゆる～いコミカルさが漂っています。大笑いとはいきませんが、クスリとはさせてくれるでしょう

[kumanecoさんの感想 · 2013年1月23日]

死体が着ていた服の裏地に隠された麻薬を取り戻そうと真夜中に墓を暴いてみたら空っぽだったでござるの巻。
ギャングのボスの命令で死体探しに奔走するエンジェルだったが…。

スピーディーな展開でサクサク読めた。
ストーリーも犯人も予想の範囲内だったけど、楽しく読んでいるうちに終了。
軽く愉快なお話でした。

[7kichiさんの感想 · 2012年1月20日]

テンポもいいし、今まで未刊であったというのが不思議なくらいだ。

[bookjiroさんの感想 · 2011年10月22日]

ばたばたっと話が進んで、
謎は思ったとおり。
原文は簡単な英語なのかなぁ。