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- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784846011802
感想・レビュー・書評
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ミダスの仮面を読む数少ない手段の一つ、もちろん他の作品もとても面白い
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連作短編集となっている表題作と、3つの短編収録。
「法螺吹き友の会」はチェスタトンらしい奇人変人が盛りだくさんで、キャベツを帽子代わりにかぶったりするのだが、ブラウン神父もののようにラストで鮮やかなサプライズがあるわけでもないし、英語の言い回しがポイントになっていることが多いので少々読みづらいかも。しかし話が進んでくると英国のあるべき姿とか社会風刺の主張が強くなってきて、ミステリとは違う意味で面白かった。
短編の1つはブラウン神父もの。作中で神父が「かつて扱ったような素朴な殺人事件は存在しなくなった」と嘆くところはちょっと切ない。
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