ゆえに、プロ。 努力を笑いに変えた12組による仕事論 (ヨシモトブックス)

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  • ワニブックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784847018114

感想・レビュー・書評

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  • ・山田花子
    中学生で芸人という天職に巡り合うも
    プロレスラーになりたいと夢に挑戦。
    天職に出会えても別の憧れがあると夢見ちゃうもんなんだね。
    結局好きと向いているものは違うのはよくあること。
    でも帰る場所があるっていいね。
    そこを見つけるためにも何でもやっとくのがいいのかな。

    ・フットボールアワー
    フットの成り立ちが付き合う前のカップルみたいだったつてのがすごい想像つく!笑
    切り出すのが後藤なのも、ええけど言うのんちゃんも!笑

    M-1で6位から準決勝、決勝とリベンジをやりきったのがすごい。
    そういう人ってもちろん落ち込むけど、落ち込むだけでなく
    ちゃんと何がダメだったのかを冷静に客観的に振り返られているよね。

    ・インパルス
    板倉、秋山・馬場ちゃんと3人でやってたんだ!知らなかった!
    鳩捕まえに行ったり迷路作ってたり、馬場ちゃんの自由さがウケる笑

    何事も意見を交わすことでブラッシュアップされてくのね。
    100%板倉がネタ書いていても、堤下が板さんを笑わせようと
    変えていくうちにさらに磨かれていくという。

    ファンに人気なネタと自分たちの好きなネタって違うもんなんだね。
    まぁたしかにあるよね。私はこの写真が好きだけど
    いいね押されるのは特に思い入れがないこっちとか笑

    ・出川哲朗
    お寺で修行してたとかびっくり!
    半年も自分と向き合う時間を得られたって大きいね。

    ウンナンと作った劇団のこととか面白いんだけど
    何よりもア○ルNGの話が衝撃すぎる…!!ガチでヤバイよ!笑

    ・オール巨人
    さんま、紳助とのライバル関係がいいね。
    さんまは人の話に笑って盛り上げるタイプ
    紳助は自分がたくさんネタを用意して笑わせるタイプ
    オール阪神・巨人は漫才と
    それぞれ自分の得意を生かして切磋琢磨しあってきたんだなと。
    周りに影響されず自分の長所を見つけるのは重要ね。

    紳助の家にあったという棒グラフ、円グラフ、分析ノート見てみたいねぇ。

    阪神巨人がオーディションで適当に組まされたとは驚き笑
    岡八郎が勝新太郎に高いボトル送り返した話はすごい笑

    ・関根勤
    関根さんのカマキリ拳法とか知らないから
    気持ち悪いタレントのイメージがない笑
    時間はかかるけどものになるよって言われて
    よし、モノになるまで頑張ろう!って謙虚に思えるの見習いたい。

    関根さんって相手の良い所、面白い所を見ようとするし
    なんでも面白がる所が素敵だね、本当に。

    ・ほっしゃん。
    腐れかけた時にホトちゃんが引きずり出してくれたのかっこいい!
    心折れてる時の大丈夫、なんとかなるって沁みるね。

    苦労して継続した分、自分に厚みができると思うと頑張れそう。

    ・博多華丸・大吉
    最初って鶴屋華丸・亀屋大吉だったのね!知らなかった!

    R-1の華丸のネタって2人で考えたってのも驚き。
    本当にこの2人は仲良いよね。

    ・今いくよくるよ
    お笑い界のゆとりだったんだね笑
    そこまでお笑い知らなくてようやったなぁ。
    でも知らないってそんなもんだよね。
    諦めてもおかしくない状況からやりきったのがすごい。

    ・FUJIWARA
    天然素材という仲間内なのに
    ナイナイさんが通るから挨拶して!はキツイなぁ。

    ・桂三枝
    漫才入ってから落語家を目指してたのね。
    噺家の基本ができてないままデビューも
    素人の話し方が逆にハマり人気に。
    自分の持ちギャグも世の中のネタを書き出すことで見出し
    それでもパッと出てきたからパッと消えてしまうことへの危機感もある。

    「学ぶは真似ぶ」けど真似ただけでは真似で終わる。
    だから三人を真似れば混ざってわからない。

    芸人である前に社会人としてちゃんとしていたいという気持ちも忘れない。

    何歳までにこれをすると言わないけど
    この年齢の自分を見てみたいと不言実行。
    年取ってもやりたいと思える落語をやるために
    昭和・平成の落語の古典を作る思いで量産する。
    それを別の落語家が演じてくれる。

    ・千原兄弟
    ぶっとんでるダイちゃんもすごいけど
    包丁で突き刺してやるー!とイス振り上げてるとこに
    イスいらんやんけ!と突っ込むせいじ、さすが!笑
    言葉のチョイスも素晴らしいww

    相方探しで「あ、ちょうど弟が学校行かず家おるわ」って発想もすごいよね笑
    もうせいじの行動がいちいち突拍子なくて笑うしかないw

    6年周期で長期休養パジャマ生活のジュニアの人生もすごい。

    板尾さんのお見舞い品いいわぁ
    今度はベスパに乗ろう笑

  • 芸人さんの生い立ちがわかってそれなりに面白かった。

  • フットボールアワー、山田花子、ほっしゃん。、オール巨人、出川哲朗などなど選りすぐりの芸人にキム兄がインタビュー。

    インタビューされた芸人たちに共通しているのが、続ける、苦労の時期があった、チャンスを活かしたという点。

    キム兄が苦労した方だからそんなメンツを選んだのかもしれないけど、成功者はシンプルだと思った。

    シンプルだけど難しい。生きるか死ぬかくらいまで追い詰められても芸人を辞めず、とつぜんのチャンスでぱっと花開く。

    仕事しんどくてもとにかく続けていこうと思った。すぐに読めるけど深い本。再読。

  • もうちょっとお笑い論ではなく”仕事論”を語って欲しかった。
    まぁ仕方ないけど。
    でも芸人さんたちの”見てくれ”って気持ちはすごい尊敬した。
    緊張とかしてる場合じゃないなって思った。

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著者プロフィール

木村祐一(きむら・ゆういち)1963年京都府生まれ。通称「キム兄」。
ホテルマン、絵画販売、染め物職人等、多岐にわたる職業を経て、
お笑いコンビ「オールディーズ」を結成。コンビ解消後はピン芸人として活動。
1991年『ダウンタウンのごっつええ感じ』で構成作家デビュー。
芸人として活躍する傍ら、役者としても活動し、2008年には、『ニセ札』で映画監督にも挑戦。
2010年『ワラライフ!!』では監督・脚本を務める。
『木村祐一ベストレシピ』(ワニブックス)など、料理本も多く手がける。

「2020年 『キム兄、こころ治し方を聞く−名医に教わるストレスとのつきあい方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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