じつはもっと怖い外食 - 外食・中食産業の最前線で聞いた「危険」すぎる話 - (ワニブックスPLUS新書)

著者 :
  • ワニブックス
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784847060915

感想・レビュー・書評

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  • ハンバーガー、フライドチキン、コンビニ食などの食品添加物満載の食について書いた本。これを読むと外食は必要最小限にしようと思うし、普段の買い物でも何が入っているのかを今まで以上に注意して見ようと思った。でも、若干著者の書き方がイチャモン?って感じる部分もあったし、お店の名前伏せててもどこのお店か分かるので、営業妨害にならないのかなぁ…と心配になる本。

  • 体に悪いものは取らないようにしたい。コンビニ、ファーストフード、バイトが調理しているようなチェーン店は避けるようにしたい。日本の食の規制は、何で甘いんだろうか。

  • 今や外食は当たり前の時代。
    でも、この本を読むと、やはり自宅で手作りが一番と考えさせられます。

  • 59-6-2

  • 自分も外食を食べていることな良くあったのだけど、こういった内情を知ると非常にバカなことをしていたのだということに気付いた。
    不健康になってしまう物が蔓延しているこの社会。自分で知識を蓄え戦っていかなければならないのだと痛切に感じました。

  • 《教員オススメ本》
    通常の配架場所:教員おすすめ図書コーナー(1階)
    請求記号 498.54//Mi37
    【選書理由・おすすめコメント】
    “安いものばかりを追い求める消費の形態が、じつは大事なものを失っていくことに加担しているのではないか・・・(略)・・・この構造を変えない限り、私たちは本当の幸せをつかむことはできない・・・”(本書116頁)。読後、著者のこの言葉が印象に残りました。目の前の食べ物を口にいれる前に、本書を読んで「食」について真剣に考えてみませんか。(現代政策学科 真殿仁美先生)

  • 数年前から外食している食事の写真を撮って簡単なレビューを書き始めました。美味しかったお店の場所やメニューに関する情報の記録のために始めたのですが、写真を撮影していると、美味しい料理は綺麗に撮影できると思うようになりました。

    これは気のせいかも知れないのですが、気づいてみれば、ファーストフードやファミリーレストランで殆ど食べることがなくなり、自宅で食事をすることも増えてきました。

    この本は、外食・中食産業の最前線で取材した、「危険」すぎる実話が中心に書かれています。「やはり」と言う内容が多いのですが、実話をもとに書かれたものを読むと衝撃を受けます。

    安全な食物を食べようとすればするほど、時間もお金も必要となります。最近、基礎代謝が落ちたせいもあり、ダイエットに心掛けています。美味しいモノを多く食べると費用もかさみますが、この本に書かれたことを頭に入れて、安全で美味しいモノを少量いただいて満足するように自分を変えていきたいと気持ちを新たにしました。

    以下は気になったポイントです。

    ・ハンバーガーのバアイ、野菜はロスが大きい、バンズやパテは保存が利くが、野菜はそうはいかない(p13)

    ・ドライブスルーに勤務するスタッフは、ほぼ全員ハンバーガーを食べている、店の近くに飲食店はないので(p23)

    ・二度揚げするということは、一度揚げてから時間が経過したものをもう一度揚げることで、その間に食品は必ず酸化する。(p27)

    ・カロリーは栄養価としての評価とは関係ない、問題とすべきは、N/Cと呼ばれる、食品のなかに含まれる栄養素の密度。ブドウ糖は、ビタミンB1を始めとするビタミンB群がなければ、体内でエネルギーにならない、エネルギーとならない舞踏等は体内で脂肪に変換されて蓄えられる(p35)

    ・世界的に見ると、年間約13億トンの食糧が廃棄されていて、この数量は世界中の食糧生産量の3分の1に相当する(p41)

    ・小麦にはもともと1000種類以上の「たんぱく質」を含む穀物であるが、食材として便利にするために、グルテンという粘り気のあるタンパク質を増やすように改良が重ねられてきた、これが私達の身体にアレルギー反応を起こしている(p43)

    ・回転ずしでは、激安店には行かない、鯵・鰯などの近海の小魚を食べて様子をみること、マグロなどの遠洋ものは注意(p54)

    ・コンビニの弁当に含まれているもので、野菜や魚介類の洗浄に使われる「次亜塩素酸ナトリウム」は、スプーン1杯で人間の致死量になる(p59)

    ・タバコはコンビニにとっては大きな収入源、タバコを買いに来たお客さんは、ついで買いが多い(p67)

    ・お弁当で使われる、タケノコや山菜は、中国からの輸入品であり、工場で味付けする。それが臭くて水で洗って抜いてから味付けするが、相当濃い味付けにしないと臭いが消えない(p77)

    ・ハンバーグ定食で使われるハンバーグは、肉を半分も使っていない。水を抱え込んで膨らむ性質のあるリン酸塩でかさ増しして、油脂・調味料を加えて風味をアップ、色味を増すためにカラメル色素等の着色剤、増粘剤の加工澱粉、PH調整剤を転嫁する(p88)

    ・テイクアウトする場合、危険性の高い、リン酸塩・亜硝酸塩・増粘多糖類・合成着色料の入っているものは避ける、ハンバーグ・サンドイッチは避ける、ポテト揚げ物は絶対に避ける(p100)

    ・ケーキ屋さんは、イチゴを洗わない、というか洗えない。洗うとすぐに傷むので、イチゴの旬は3-4月(p107)

    ・サラダ油は通常、菜種油・ごま油・オリーブオイル・亜麻仁油など、その原材料の名を冠して呼ばれるが、サラダ油という名称は原材料名に由来していない。サラダ油は1924年に、日清製油(日清オイリオ)が初めて使った。原材料として使われるのは、大豆・トウモロコシ・菜種等が多いが、殆どが遺伝子組み換え作物である(p117)

    ・きちんとした油は、口の中でさっと油が溶けていく感じがする。品質の良くない油を口に入れると、口の中全体に膜が張った感じになり、いつまでもべたつく感じがある(p132)

    ・日本で流通する卵のうち、2割程度が液卵や粉末卵と言われる、液卵はどんな卵が使われているか不明(p146)

    ・居酒屋にて、ツマ・大根おろし・つけあわせ、の野菜を店内で用意していない店は危険度が高い、モロキュー・冷やしトマト・山芋の千切り等は安全だろう(p147)

    ・カップラーメンには異常なまでの塩分と油分が含まれている、油の酸化を防ぐ酸化防止剤と、硬化油を使っているのが注意する点(p156)

    ・スープには粉末スープを充填するときに粉のすべりをよくするために、二酸化ケイ素を使っている。(p164)

    ・フライドチキンの油を換えるタイミングは売上を見ながら決める、油を換えると温度が上がるまではフライドチキンを作れないので、タイミングが難しい(p173)

    ・加工食品では、体が欲している栄養素は摂りきれない、加工食品の最たるものが、ファーストフードである(p184)

    2016年3月27日作成

  • 5万部を突破した「じつは怖い外食」の著者が第2弾となる「じつはもっと怖い外食」を出した。安い、安いと安さがもてはやされているが、安いには訳が大ありなのだ。と言って、これでいいのだとはとても言えない。

     いろいろあるが、揚げ物には注意したほうがいいと思った。その理由は、油を何日も使いまわしている店がある。どことは書いていないが、しばらくするとその油が黒くなるとある。ずっと使っている秘伝のたれじゃあるまいし、油の使いまわしは勘弁してもらいたい。

     意外なところでは、ケーキに使われているドライフルーツに気になることが載っていた。それは、あのドライフルーツの色は、「漂白剤」として亜硫酸塩または二酸化硫黄などが使われている可能性があると書かれていることだ。モクモク羊は清廉潔白ではないが、かといって6代目三遊亭圓楽のように腹黒ではない。「漂白剤」のようなものを体に入れて浄化する必要がないので余計なものを入れたくないなあと思う今日この頃だ。

     実は危ない外食コラムでは、いろいろな店が題材に上がっている。読んでいけばどこの店か想像がつく。あの店もそうだったのかと思ってびっくりした。

     何をどうやって食べていけばいいのか考えるきっかけになる本だ。

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著者プロフィール

フードプロデューサー 一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事

「2019年 『本当は怖い! こんな「長持ち食品」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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