名投手 - 江夏が選ぶ伝説の21人 - (ワニブックスPLUS新書)

著者 : 江夏豊

• ワニブックス (2020年8月24日発売)

作品紹介・あらすじ

プロ野球史に数々の伝説を残してきた江夏豊が語る、本当の「名投手」とは――

自身の現役時代はもちろん、引退後も積極的に現場に赴き、
常にプロ野球の「今」を見続けてきた著者が、
半世紀以上に及ぶ記憶の中から名投手について語り尽くします。

金田正一、稲尾和久、北別府学、野茂英雄、松坂大輔、ダルビッシュ有、菅野智之……

登場する投手は総勢50名！
プロ野球の歴史書と言っても過言ではない一冊です！！

感想・レビュー・書評

[Kazuさんの感想 · 2021年11月5日]

つい先日「強打者」という本のレビューを書きましたが、この「名投手」の方が先に出版されていたものです。

伝説の21人というサブタイトルが付いていますが、候補者42人が選ばれています。
何故21人なのかは、野球ファンならわかりますよね。
一通り評価ポイントを述べて、「おわりに」で21人を選んでいます。

今回も「私の選ぶ名投手21人」を考えて楽しみました。（現役選手と外国人は除きました）
勝利数が多い順に、先発投手優先で選んでいます。

金田正一　米田哲也　小山正明　鈴木啓示　山田久志
稲尾和久　東尾修　　工藤公康　村山実　　山本昌
村田兆治　江夏豊　　堀内恒夫　黒田博樹　平松政次
野茂英雄　杉浦忠　　齋藤雅樹　江川卓　　上原浩治
藤川球児

江夏豊さんが選んだ投手とは6人違いました。

田中将大、松坂大輔、ダルビッシュ有などはいづれこの中に入ってきますが、そうなると誰を落とすか悩みますね。

[yhyby940さん · 2021/11/06]

短命ではありましたが山口高志を入れておきたいところです。あのえげつないストレートを西宮球場で見た記憶が鮮烈です。

[Kazuさん · 2021/11/06]

山口高志さんは私も脳裏に浮かびましたよ。
剛腕投手という条件なら間違いなく選びます。
あの目一杯腕を振り切って投げる投球フォームと本当に真っ直ぐな球筋は魅力的でした！

[yhyby940さん · 2021/11/06]

コメント、ありがとうございます。小柄でダイナミックなフォーム、腕を振り過ぎて右手の指をマウンドにぶつけていたと言う本当かどうかわからない逸話を聞いたことがあります。確かに豪球投手の一人でしたね。

[ハナハルさんの感想 · 2023年7月11日]

レジェンドの中のレジェンドピッチャー。
その人がピッチャーについて話すのだから、
面白くないわけがない。
ただ、一人一人の解説が短か過ぎる気がする。

[nonnon04さんの感想 · 2021年9月10日]

まるで１時間程度のインタビューで編集者がまとめて作ったようなもの。江夏らしさは、選手を「くん」つけするところ？各選手のプロフィールと昔話と寸評。数多のノムさんの本の亜流にもなってない。江夏さんはこんなものじゃない。NPB歴史上最高峰の投手のひとりであり、その江夏さんが見た投手たちのことを江夏さんがどう評価するのか、企画は素晴らしいのに、残念。

[uchinekoさんの感想 · 2021年2月5日]

金田正一、村山実、稲尾和久、北別府学、野茂英雄、松坂大輔、田中将大、菅野智之…。伝説の左腕・江夏豊が豊富な経験、知識を駆使してプロ野球史に残る名投手から令和時代の新戦力まで語り尽くす。

２１人の中には私が現役時代にプレーを見たことがある投手も、見たことはないが知っているだけという投手もいたけれど、超一流は超一流を知る…さすが江夏、眼の付けどころが素人とは違うし、どこがどう優れているのか描写も適格だ。長嶋茂雄に憧れた江夏、江夏が憧れた甲子園のヒーロー松坂大輔…読み応えのある本だった。
（Ａ）

[イチローさんの感想 · 2020年8月31日]

野村監督のエース本に似ているが、彼らが南海ホークスで監督と選手として同じ時を過ごしたからかな。
自分としては外木場、安仁屋の両エースのことがのってるのが嬉しい。

著者プロフィール

元プロ野球投手、野球評論家
1948年奈良県生まれ。大阪学院大学高校卒業後、66年阪神にドラフト1位で入団し、左腕のエースとして活躍。その後、南海、広島、日本ハム、西武を経て84年に現役引退。プロ通算18年で829試合に登板、206勝158敗193セーブ、奪三振2987、防御率2.49。数々のタイトルに輝き、1シーズン401奪三振は世界記録。

「2018年 『燃えよ左腕 江夏豊という人生』 で使われていた紹介文から引用しています。」