- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860114473
作品紹介・あらすじ
愚直にSTAY HOME
日本の「自粛要請」よりはるかに行動が制限された英国での都市封鎖。
コロナ禍真っ只中、ロンドンの片隅で感染の可能性に怯え、他者との距離に戸惑い、それでも日常を失わないために、ささやかな幸福とともに生活を続ける著者の「STAY HOME !00DAYS」
ロックダウンとは、すなわちクリフハンガー。崖っぷちに引っかかって、かろうじて生きてるのです。
いつになったら救急隊が助けに来てくれるだろう。この身を繋ぎ留めているロープは丈夫だろうか。切れはしないか。もしかして爪先着くくらい低い崖だったりして。けれど宙ぶらりんなのだから、どうしようもない。運を天に任せるしかない――そんなときチョコレートは象徴的な希望の味がします。(本文より)
感想・レビュー・書評
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ロックダウンは、国によってだいぶ違うな…
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独特の口調?が相変わらずです。
英国のロックダウン中の彼の様子にほんの少し興味があって手に取った。
一番気になったのはやっぱり「食」についてかな...
まっ、読んだって感じかな... -
初読みの作家さん。毎日美味しそうな料理、時々 辛口のコメント。感染症の中で暮らす市井の人々の貴重な記録になりそう。
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市立
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正直なところ、コロナがどうとかいうよりも入江さんの私生活に興味があって読みました。買い物、料理、散歩、ご近所さん(カフェ孫っていいなあ)との交流、パートナーとのやりとりなど、静かで丁寧な生活がうかがえました。
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英国にも日本にも第三者的。コロナ完全終結まで、日本には来ないで下さいね。
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ロンドンでクラス高齢のゲイカップル。
その一人が著者、入江敦彦さん。
京都出身。多摩美大染色デザイン科卒。エッセイスト著作多数。Webサイトで「年寄りの冷やご飯」連載中。
そんな著者が、イギリスでコロナのロックダウン前後から2020年7月19日まで、そんな日々の暮らしの中で、パートナーや近所の仲間たち、友人たち、贔屓の食料品屋などとのかかわりや、持病を持つ高齢者とあって、引きこもりの中時々具合が悪くなり、食事や買い物、かかりつけの電話診療などを盛り込んだ日記に近い。
イギリスにすみ、日本の友人も多く仕事仲間も多いことから、イギリスから見た日本のコロナ対策なども話題に。
肩肘張らずに徒然なるままのエッセイは興味深いし、我々中高年齢者にとっても、心に残るようなドキュメント。 -
図書館でふらっと寄った書棚に、京都本を何冊か読んだことのある著者名発見。
しかも、英国ロックダウン下のレポート。
これは、読んでみたい!と、早速読んでみた。
一言。
面白かった。
と言ったら、怒られるかもしれないが。。。
ロックダウンと言うと、今の日本よりもはるかに厳密に外出を規制された生活のはず。
日本の緊急事態宣言下ですら、「Stay Homeに疲れた」と言う人々が多く出るのに対して、もっとストレスフルな生活かと思っていたら、Stay HomeをStay Homeなりに生活をしている姿が。。
著者がこんなにも料理上手だったことにびっくり!
料理ができるって、大事だなー。。。
それがストレス緩和剤になっていると思ったもんで。。。
しかし、人間って、どこの国も変わらないのね。。。
ロックダウンが解除されるかも!ってなった後のlet's goな方々。
つい最近、緊急事態宣言延長でlet's goができない!!って怒っていた方々を思い出しました。。
解除されても、コロナはいなくなっていないんだよ。うん。
だから、ソーシャルディスタンスは守らなきゃだし、マスク必須だし。。
入江さんじゃないが。。
「命あっての賜物」。
本当にそう思う。。
そして、コロナが嫌なのは、人間のコミュニケーションを徹底的に攻撃してくるところ。
あと、自己完結だけで終わらず、周囲にも感染させ、医療崩壊にも繋がってしまうと言う性質。
ほんと、厄介なやつ。。。
でも、今しばらくは、やつと付き合ってしか生きていけないわけで。
三密回避。
愚直にお付き合いしていくしかないですね。。