文庫本千秋楽

著者 : 坪内祐三

• 本の雑誌社 (2020年11月20日発売)

作品紹介・あらすじ

坪内祐三のライフワーク！

１月に急逝した評論家・坪内祐三氏がライフワークとして亡くなる直前まで健筆をふるった週刊文春の連載コラム「文庫本を狙え！」第886回（2016年4月7日号掲載）から第1056回（2020年1月23日号掲載）までの170回分と本の雑誌増刊「おすすめ文庫王国」に1999年から20年にわたって書き続けた「年刊文庫番」を１冊に結集。

2016年４月から４年弱の新刊文庫ガイドと毎年の文庫のトピックスで、21世紀の20年間の文庫界を坪内流に俯瞰する文庫出版文化史です。

感想・レビュー・書評

[777Gooodmanさんの感想 · 2023年6月2日]

なんとも凄い本であります、文庫本祭りというか、文庫本への愛が一杯。文庫本を紹介しつつ、ユニークな作家論等も少し展開される辺り、なんともいい感じ。曰く、三島由紀夫、吉田健一、山田風太郎、手塚治虫、永井龍男、油井正一、鳥居民、高橋和巳、中島義道、黒鉄ヒロシ、忌野清志郎　等々、脈絡なく、多様な本が一堂に集まって読めるところは、壮観です（便利でもあります）。まだまだ元気にいろんな本を読んで、色々紹介をしていただきたかった。急逝された著者に、合掌、★四つであります。

[chokokupoさんの感想 · 2021年5月15日]

読めそうな本があまりなかった

[koolmuddyjoeさんの感想 · 2021年4月7日]

2021.4.7. 橙書店にて購入。

[神戸国際大学情報センター（図書館）さんの感想 · 2021年1月6日]

https://bit.ly/3nmaPem

著者プロフィール

評論家、エッセイスト。1958年、東京生まれ。早稲田大学文学部卒。「東京人」編集部を経て、コラム、書評、評論など執筆活動を始める。評論、随筆、対談、日記エッセイ、解説等多彩に活躍。『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り―漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代―』で第17回講談社エッセイ賞を受賞。著書に『ストリートワイズ』『靖国』『文学を探せ』『私の体を通り過ぎていった雑誌たち』『総理大臣になりたい』など多数。近著に『昭和にサヨウナラ』『文庫本を狙え！』『文庫本宝船』など。

「2017年 『壁の中【新装愛蔵版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」