ずるい考え方

著者 :
  • あさ出版
3.30
  • (73)
  • (211)
  • (329)
  • (93)
  • (22)
本棚登録 : 2730
感想 : 329
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860634636

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 最初のオレンジの問題の答えが、すごかった。
    まさかオレンジの木にしてしまうとは、、、、

  • ラテラルシンキングという言葉を初めて知ったので、勉強になった。
    ただ、この柔軟な発想(ラテラルシンキング)はどんなことに役立つかなぁと思ってしまった。
    偉人の発想力は素晴らしいものがあるが、この発想力や柔軟性が豊かな人が増えた現代では、なかなか切り込めないのが現状な気が…。
    そう思ってしまう私こそラテラルシンキングが必要なのかも。
    物事を抽象化して本質を考えるトレーニングは面白かった。
    アイディアをお金にしたい人にはお勧め。

  • まあ、そんなに目新しいものは…
    でも、出来てないからね。
    たびたび確認しておかないと、という感じです。

  • ラテラルシンキングという考え方について知識がつく本

    普段生きている中で培われた常識から一歩外れた道を歩む後押しをしてくれる
    読んだだけでは身につかないが、そのための方法を教えてくれる。
    日常で思考を少し巡らせるようになれる。面白い。

  • 物事の考え方や捉え方を変えたかったので、入門編として良い本でした。
    トレーニングを積んでラテラルシンキングを身につけたいです。

  • 読んだからといってラテラルシンキングが身につくわけではないが、偉人のエピソードなどは小ネタとして面白い。

  • ずるい考え方が出来ないんだね。

    先輩から言われた直後に偶然出会った本。
    軽く読める本といった印象。一方で…
    ・職場で戦線気鋭でなくとも大事なひとりになれる
    ・過去のなんとなしに見たもの、聞いたものが今「ハッ!」と繋がる
    (今やってることに無駄はないのかも…?)
    などなど、本題とは違った形で自分の肯定感を上げてくれるフレーズに出会えました。
    すぐに忘れるだろうけど、いつかどこかで「あ!」となる瞬間があるのかも。

  • もともと物事の本質を見ることは大事だと感じていた。だから今の日本のあり方に疑問を感じることが多い。例えば学校の教育や政治などだ。なぜツーブロックは駄目なのか説明できる教師はどのくらいいるのだろうか。
    今世の中で当たり前になっていることを疑ってみることが大事だと思った。なぜそうなるのか、駄目ならどうしたら良いのかを考える。
    私ができることは疑問を持ち、思いついたら行動する事だ。そして先を予測する。

  • 【感想】
    本書では、筆者が提唱する「ラテラル・シンキング」の効果を担保するバックデータとして、偉人たちの成功エピソードを引き合いに出している。
    例えば、
    エジソンが電球の普及を見越して電力会社を作った話→先を読む力
    スティーブ・ジョブズがカリグラフィを学んだ経験を活かしてアップルコンピュータを開発した話→異質なもの同士の組み合わせ
    などだ。

    ただし、エピソードの使いかたは正直粗雑である。無数にある成功事例を適当に切り抜いて、筆者に都合のいい文脈で紹介しているだけだ。1つの方法を科学的に深掘りするわけではなく、「役に立ちそうな実践例を何でもいいから拾ってきました」という感じが否めない。

    また、干支の話(ネズミが一番にゴールした理由は、牛の上に乗って移動したため→最小の力で最大の効果を出す方法)などは実際のエピソードですらない。空想の話すら引き合いに出して具体例としているのは、もはやバックデータとは言えないだろう。

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    【本書のまとめ】
    1 ラテラル・シンキングとはなにか
    ラテラル・シンキングとは、発送の枠を広げる思考法。論理立てて一つの解答に辿り着くべきところを、道中をすっ飛ばしてゴールにたどり着く、ずるい思考法だ。ゴールは一つとは限らないし、解決策を導くための順番や過程も問題にならない。筋道立てて考える必要もないのだ。
    とはいっても、ラテラル・シンキングとロジカルシンキングは対立するものではない。物事を考えるときは、両者をバランスよく採用すべきなのだ。


    2 ラテラル・シンキングに必要な3つの環境
    ① 疑う力
    ② 抽象化する力
    ③ セレンディピティ

    ① 疑う力
    ・あるものごとに直面したときの自分に「なぜ?」と問いかけてみる。
    ・異世界の人と対話してみる。外国人、世代の違う人、異業種の人……

    ② 抽象化する力
    ・物事の本質を見極める→「〇〇するもの」の〇〇に何が入るかを考えてみる。
    (例:新聞)
    情報を伝えるもの、広告を載せるもの、包むもの、敷くもの……

    ③ セレンディピティ
    セレンディピティとは、偶然何かを見つける力のこと。
    常に驚くクセをつける。無理やりでも構わない。無理やり感動していると、脳が騙されて、どんなことにでも自然と感動するようになる。セレンディピティという能力は、常に驚き、感動することで磨かれていく。


    3 最小の力で最大の効果を出す
    ●他者の力を借りる
    ●作業を組み合わせる
    ●楽する権利を手に入れる


    4 新しい価値は組み合わせから生まれる
    ●成功例から転用していく
    ・成功例から成功した理由を抜き出し、エッセンスとして保管しておく。
    ・異質なもの同士を組み合わせて化学反応を作る。組み合わせる材料をできるだけ多くストックしておく。
    →広告どうしをミックスさせて新たな商品を考える


    5 先の先を読む
    将来の展開を予測して、あらかじめ手を打っておき、最終的に成功をおさめる思考法。
    大切なのは、「最終的にどうなっていればいいのか」という視点で発想すること。
    ・「もし~だったら」「仮に~だとしたら」と考えて、できるだけ遠くまで「仮定の発想力」を広げてみる
    →新聞や雑誌を読みながら、新商品や新サービス、新しく始まる制度などの紹介記事を探す。そして、それがどんな影響をもたらすか考えてみる。

    ●スーパーポジティブ思考
    日常生活のなかで耳にするネガティブな言葉を、すべてポジティブな言葉に言い換える。
    ・安っぽい→庶民的
    ・古臭い→歴史のある
    ・融通が利かない→絶対にブレない

  • ラテラルシンキング的な実際の話が豊富に載ってある。読みやすく、サクサク進む。大きな気付きはなかった。

全329件中 61 - 70件を表示

著者プロフィール

日本で最もラテラルシンキング(水平思考)の書籍を執筆している、ラテラルシンキングの専門家。
トランプを使った発想ゲーム「フラッシュ@ブレイン

木村尚義の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×