- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860636876
作品紹介・あらすじ
「ハイブリッドカーが売れない…」「新規顧客をつかまえなくちゃ」「お客様が無理難題を言ってきた!」新人自動車ディーラーひなたの前に次々と持ち上がる問題。切り抜けるヒントは、すべて「トヨタのPDCA」にあった。まんが&ゲームで身に付く、ワンランク上のPDCA。
感想・レビュー・書評
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PDCA は、なぜ使いにくいのか?
長期、中期、短期のプランがあり、それを管理するのが どうも入り交じっていて
時間的軸が うまく見つけられない。
確かに、PDCAソフトを使ってみたが、実に使いにくい。
長期的な目標は、ある意味では変わらないが、
短期的な目標は 状況変化によって変わる。
PDCAは、状況変化に弱い。それをいちいちPCDAに書くとしたら
PDCAを書くことが主要な目的となり、本質的な目的がどこかでスポイルされる。
PDCAのマネージメントは、よほど『現場』を知り抜いていないと管理できない。
報告をさせるのでなく、数字をあげさせる管理をどうするのかが
問われるから、そこが 一番むつかしいさじ加減となる。
ということで、新入社員なみに、よろしくこの本を読んでみた。
PDCA って、簡単なように見えて それを使いこなすにはむつかしい。
基本的な 使い方を知らないと。
PDCA の基礎は 5Sと 『仕事に付加価値をつける』ことにある。
5S 整理(せいり、Seiri)整頓(せいとん、Seiton)
清掃(せいそう、Seisou)清潔(せいけつ、Seiketsu)
躾(しつけ、Shitsuke);決められたルール・手順を正しく守る習慣をつける
→習慣化とも言う。
●『やらされている』では、PCDA は、まわらない。
P 計画;プランを立てる。
→現状を『見える化』→情報の共有化をする。
→計画を立てる →現状の棚卸しをする。(到達点を明確にする)
→計画を立てるときは 白紙(リセット)にしてものを見る。
→『何のためにやるのか?』を常に考える。
D 実行する。
→考えても、実行が伴わなければ、考えなかったと同じ。
→『注意』を受けたら、指導してくれる人に感謝。
→巧遅より拙速。
→バッドニュースファースト。問題発生したら真っ先に。
→責任追及ではなく 原因究明。
→ムリ ムダ ムラの排除。
→仕事がおもしろくなければ、おもしろく変えていく。
C チェック
→ベンチマーキング;自分と他人、自社と他社の置かれている状況把握。
→異業種でも、優れている点は取り入れる。
→『評論家』ではなく、『問題の所有者』に。代案を。
→三現主義 現地•現物•現実を重視する。
→火消し;対症療法ではなく、それが起こらないようにする。
→『なぜ』を 5回くり返す。
A アクション
→動くのではなく、働く。知恵を絞り行動する。
→人が感じられるサービスこそが ACTION.
→できない理由を考えるのではなく、どうすればできるのか考える。
→カイゼンがむつかしいのではなく、カイゼンはできる。
→単独行動ではなく、チームとして連携して動く。
→『仕組み』づくり。体制づくり。
→文書化して 標準化。
→標準化しないと PDCA が、サイクルとならない。
→ ACTION から あらたな PDCA サイクルへ。
ふーむ。基本的なことだけで、私が最初に悩んでいたことは
あまり、解決していないような気もする。
まぁ。基本がわかった というだけで とりあえず 満足しよう。
ここでいう 『標準化』 という作業が 重要だね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1時間程度で読めてしまう内容ですが、言いたいことが明確に書かれていて、とても分かりやすかった。 頭で考えることも
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具体的なイメージが湧く
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ついつい表紙と元トヨタNo.1メカニックの著者が気になり(^^;)PDCAが一般的になり、今更って感じですが、改めて言われると耳が痛いことばかり(笑)巧遅より拙速、算術より忍術、逆らわず従わず、動くのではなく働くなどトヨタ語録がポイントに使われて
読みやすいですね。計画が甘いから成果が出ない!手に届きそうな目標は何の意味もない!あぁ〜ゴメンナサイの一言です(T-T) -
▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです
https://library.fukuoka-pu.ac.jp/opac/volume/299623 -
トヨタ崩れが社内にいる。その対策として読んでみた。言ってることは至極妥当。ただし、これはマインドやDNAといったレベルのもの。この本の言葉を借りると逆らわず従わずがいいんではないかと思う。
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もう少し“なんのために働くか’’に踏み込んで欲しかった。トヨタの仕事の仕方については満遍なく触れてるけどPDCAはあまり関係ないのでは。