- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860637873
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
一言でまとめると『油は身体に悪いものではありません。ただし、良い油であれば』という内容です。
基本的には過激な内容ではなく「健康は目的ではなく、より良く生きるためのもの。あまり敏感になりすぎるは良くないが、知識として知っているのといないのでは違う」くらいの立場です。
以下簡単な本書の一部要約。
○脂肪の分類
・飽和脂肪酸:(二重結合(CとHが二重で結合)がない)常温で個体
・不飽和脂肪酸:(CとHの結びつきが所々とぎれている)常温で液体
自然:オメガ9、オメガ6、オメガ3
人口:トランス脂肪酸→水素を添加(酸化(劣化)を防ぐ為)
○トランス脂肪酸はとらないこと。
マーガリンなどに含まれる。
○オメガ3とオメガ6
オメガ6:血液凝固、炎症促進→一般的な植物油(サラダ油など)に含まれる
オメガ3:血管拡張、炎症抑制
どちらも大事でバランスよくとらなくてはならないが、現代人はオメガ6を取りすぎている。オメガ3を意識してとる。
○動脈硬化は悪い油脂と高血糖と塩素などにより起こる
○「糖新生」と「ケトン体」によりエネルギーをつくりだす
○加熱する場合はオメガ3、オメガ6が駄目。加熱するならオメガ9がいい。オリーブオイル(オメガ9)
「低温圧搾」「一番搾り」遮光されている色付き瓶、△エクストラバージン、×ペットボトル入り
○吸収率を考える
植物からでなく動物からの方がタンパク質は利用しやすい。
(大豆は一定量食物繊維とともに排出される)
○天然で育った動物は食べても問題なし
畜産や養殖はよくない。天然の魚、ジビエなど。 -
食品や栄養のテレビ番組や記事などで、一喜一憂してる人にオススメ。
普段の食事に含まれる油について、どんな選び方&使い方をすると良いのか、すごくわかりやすいです。最近ダメだとは知ってるトランス脂肪酸も、なぜ悪いんだろう?とか専門用語で難しい本が多い中、かなり噛み砕いて説明してくれています。
-
これも勉強なったなぁ。
色んな先生の色んな考え方を見てるけど、やはり似通ってはいるけど、違ってるとこもたくさんある。
人それぞれの考えがあるんだなぁと思いながら、自分の栄養学に対しての考え方を常に考えなければいけないなと思いました。
・トランス脂肪酸は身体での利用価値はなく、他の油脂を代謝する様に代謝出来ず、それが毒とみなして排出することも出来なく、蓄積して体脂肪になる。
そしてガンなどの病気にも繋がる。
・食物繊維は腸内の老廃物や食べカスを洗いざらい絡め取って便にしてくれる。 -
自然界に存在しないトランス脂肪酸は体内に摂取されると長く蓄積されるなど。水俣病の有機水銀みたいなものか?この手のことは何が真実か確かめようがないので困る。数年経つと全く違う話になってたりすることも。
-
自然界に存在しないトランス脂肪酸は体内に摂取されると長く蓄積されるなど。水俣病の有機水銀みたいなものか?この手のことは何が真実か確かめようがないので困る。数年経つと全く違う話になってたりすることも。
-
タイトル通り油の話。
非常にわかりやすい文章です。
油の種類や性質、効能など、どんな油が良くてどんな油が悪いのかがよくわかります。
本にも書かれていますが、食品の摂取に関しては極端になりすぎない方が良いでしょう。
0か100みたいな完璧主義の考え方ではなく出来る範囲でより良い選択が出来るように努力するというのが大事ですね。 -
油は悪だ!不健康だから不要だ!
そんな声も聞きますが、いろんな油が存在し、悪い油と、身体に必要な油を整理してもらい、理解をすすめる一冊です。
トランス脂肪酸が良くないし、植物油の種類の多さも、頭が混乱しそうです。魚や動物の油も、しっかりと摂ることが大事。
特定の油に固執せず、料理に合った、新鮮な油を選択して、過剰摂取しないように注意しようと思います。