まんがで身につく ランチェスター戦略 (Business Comic Series)
- あさ出版 (2015年6月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860637903
作品紹介・あらすじ
弱くても、不利な状況でも、必ず逆転できる。英国生まれ、日本育ちの「販売戦略のバイブル」がまんがで読める!「ランチェスター戦略」を知り尽くした名探偵・才谷と助手・さやかが挑む7つの事件。
感想・レビュー・書評
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漫画で読みやすくランチェスター戦略がかいてあった、わかりやすい
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ざっくりメモ
ランチェスター戦略についてわかりやすく書かれている本。弱者が強者に取るべき基本戦術が参考になる。シェア目標値はどういうロジックでそうなっているのかわからないが、指標として覚えておきたい。おおよそどんな戦略かがわかる程度の本。
メモ
・ランチェスター戦略の最終目標はどの分野でも良いのでNo. 1になること。
・基準値となるシェアは、上限目標値73.9%、安定目標値41.7%、下限目標値26.1%。健全な市場は常に競争がある、競争がないと市場の拡大が見込めず活性化も期待できない。
・他分野に参入する場合は、どんな大手であっても弱者になる。大手意識により弱者の戦略が取れず失敗するケースがある。
・No. 1主義、一点集中主義、足元の敵攻撃の原則
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ランチェスター戦略
弱者の戦い方
グーパーチョキ理論
最初は領域を絞って一点集中のグー
上手く成長できたらシェア拡大のパー
市場衰退を感じたら直ちに撤退のチョキ
市場にもライフサイクルがあり、商品やサービスにも
導入→成長→成熟→衰退がある
現状今どの期間にいるかで対応が変わってくる
など -
借りたもの。
ランチェスター戦略の解説というより、店舗型ビジネス、BtoCでの顧客対応でのランチェスター戦略の活かし方、といった感じ。
戦略もなくやみくもに広告をはるのではなく、顧客ニーズ(スキマ産業的なものなど)の分析、ランチェスター戦略に基づくマーケティングで目指す数値を提案。
数値に結びつける様々な“戦術”(キャッチコピー、人を動かす言い方など)を紹介してゆく。
RFM分析による、顧客のペルソナ設定(分析)とそれに基づいたプロモーション展開、差別化と一点集中、「何を」売るのかという自社製品の自己分析による自社「ブランド」の再確認を促す。
ランチェスター式ABC分析は表形式になっていて面白い。
同著者『ランチェスター戦略がぜんぶわかる本』( https://booklog.jp/item/1/4860634144 )の方が、「ランチェスター戦略とは何か」というのが分かりやすい。
漫画の絵が…そんなにうまくない。 -
レビュー省略
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探偵って設定のムリ感が終始気になって仕方なかった。ちゃんとオチはついたけど。。
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よく本屋で見かけて「ランチェスター戦略って?」と思っていた。とっかかりやすくとても楽しく読めた上、勉強になった。
おおまかに、「自分の力とまわりの状況を分析し、注力するところを見つけ一点突破すべし」ということと理解。もう少し詳しい内容のものも読んでみたくなった。 -
弱者の差別化戦略、顧客のABC分析が秀逸だった。
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ランチェスター戦略について、
漫画形式で分かりやすく書いた本。
基本的なところは本書で十分理解出来る。
実際に活用出来るように努力したい。
【参考になった内容】
・顧客管理の手法は「RFM分析」
R:最終購入日
F:累積利用回数
M:累積利用金額
一般的にはRがもっとも優先順位が高い。
客単価があまり変わらない業態であれば、
R, Fの2軸で十分。
・リソースの乏しい弱者は、あれこれ手を広げず、
まずは1つのことに集中することが求められる。
集中し、シェア26.1%を目指すこと。
・顧客ではなく、個々の客をイメージすること
・他分野に参入する際は、どんな大手であっても弱者
・ランチェスターの基本は、
集中 → 展開 → 市場撤退
撤退まで意識した計画を立てること。
・営業プロセスを細分化し、どのフェーズでNGだったかを
分析すること。そうしないと営業改善には繋がらない。
一般的には、
アプローチ
ヒアリング
プレゼンテーション
クロージング
の流れとなる。 -
名前はよく聞くランチェスター戦略。本書は7つのエピソードにおいて、主人公の探偵業がランチェスター戦略を使ってビジネスの問題を解決するという話。ランチェスター戦略を経営に応用したのって、日本が発祥なのか。『田岡・斧田シェア理論』というらしい。
File1の終わり方からして、てっきり人が辞めてばっかりのライバル店をコンサルする話があるのかと思ったら、そんなことはなかった。
新規店舗には、『あの○○のお店』と呼ばれるような存在になることを目指すといいらしい。うどん屋だけど、おにぎりで勝負するというのはどうかと思うけど。
なお、ランチェスター戦略の最終目標は、『どの分野でもいいので、NO.1になること』だそう。うちの会社もそうなっていくといいんだけどなぁ。一つ、そういうソフトがあるけど、そもそも競合らしい競合がいないからなぁ……(本書によると、それはそれで競争がなく、市場の拡大が見込めないので問題らしい)。
それにしても、依頼者が相談をしにくるまでの描写もしてるというのに、最後の父親の話は無茶すぎるだろ……。「話は聞いたぞ」という流れにしたほうが自然だった気がする。 -
ランチェスター戦略とは、つまりは差別化であると分かった。
ランチェスター戦略については、
もう少し深めの本を読んだ方が良さそう。