海外勤務が決まったらすぐ読む本

著者 :
  • あさ出版
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本棚登録 : 67
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860639099

感想・レビュー・書評

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  • ・海外でうまく現地の人をマネジメントするには、
    業務の目標設定をきちんと共有し、作業をレベルごとに分けて、きちんとそのたびに業務目標を伝えること。

    ・海外駐在においては、世界共通言語である経営学の学びを土台にビジネスを進めることが、効率的。

    ・海外駐在で活躍したければ、コストセンターよりプロフィットセンターに属する仕事に取り組むこと。中でもマーケティングのスキルが一番重宝する。

    海外営業に必要なスキル
    コミュニケーションスキル
    海外仕様の思考
    語学力
    マナー、ドレスコード(特にアジア圏以外)

  • タイトルからはパスポートやら住民票やらの手続き的な話かと思ったが、海外に出てどうビジネスをやるかという話。細かい文言だったりが雑な感がある。ただ、日本人女性として世界に打ってでて道を切り拓いた人物の説くところとして参考になる。
    経営学修士や語学力、専門知識の重要性もそうだが、思考の枠組み、「専門性の高い経営者」とい目標、海外単身生活の男性が酒や女で失敗する例、多様性との向き合い方など。
    最後に海外で成功する実践7か条として、海外仕様の思考枠体得、現地語での5W1H習得、郷に入れば郷に従え、明確なビジョンと計画、偏見を持たず良好な信頼関係構築、絶対にやり抜く気力と能力、収益確保は3年以内を挙げている。

  • 全体的に「経営学」「マーケティング」推しな著者。
    その辺りを読み替えればある程度は参考になる。
    著者が目指しているのは「専門性の高い経営者」。これを前提に読むとわかりやすい。

    ・複合キャリアが大事。「技術」「経営」だったり、「経営学」「心理学」のように。これがグローバルキャリア。
    ・帰納法、演繹法、弁証法あたりがあると海外の思考法にフィットする。帰納法が一番汎用的な模様。演繹法は新モデル開発用。弁証法は弁護士判例などで利用。
    ・お金の話は大事。お金をいくら持っていていくらで買えるのか。これがないとビジネスは始まらない。
    ・メソッドを見つけるのもミッション。たとえば自分で全部把握しておくこと、わからないことをなくすこと、など。問題の解決と人の動きを重ねることで解決方法ができるなど。
    ・まずは聞き取れるようになろう。これで電話ができたりなんでもチャレンジできるようになり安定感が出る。映画を見たりミュージカルを見るのもいい。
    ・1年、3ヶ月、1週間のToDo管理をすると良い。
    ・倫理的な生活をすること。文化、歴史、史跡を中心に見るのもおすすめ。深夜帰宅や深酒は危険。
    ・海外的なビジネススタイル。結論から伝える、短文で話す、5W1Hを活用する。
    ・報連相も存在しない。各自で判断して結果を出すこと。結果にコミットできることが海外流。根拠はジョブディスクリプション。
    ・チームの失敗は他チームに口外しないこと。あくまで上司と部下の中だけの問題。
    ・リーダーシップを取ることで、「この人は信頼できる」と思われることが非常に大切。なぜなら女性だったり年代が若いとリーダーらしさがないことが普通だし、それを打ち破る必要があるから。
    ・相手の見た目ではなく思考に着目すること。
    ・プロジェクトの進め方。日本語の曖昧な部分をなくすこと。ゴールの確認、メンバーのジョブのゴール、連絡の入れ方、対応方法を決める。段取りが全て。もちろんチーム内のコミュニケーション活性化も大切。
    ・教育について。アドバイスはもらえるが「教えてもらえる」ということはない。なぜなら会社は学校じゃないから。スキルを買われて仕事しているプロだから。
    ・仕事は自主的に計画を立てて、期間で100%クリアできるようにしておくべき。正確さとスピードアップがポイント。一つ一つ確実に。
    ・現地を理解するために有用なのは、歴史、哲学、宗教。
    ・ビジネスパーソンの前にまずは個人。EUは個人主義だが楽しく仕事したいという点は共通。

  • 「外国で働く」人向けに書かれた本ではあるものの、私自身は「外国人と働く」上で何かヒントになることが無いかを探し求めて本書にたどり着いた。

    記述内容はいわゆる海外での手続きのイロハといったマニュアルではなく、外国人の思考方法や、その根源となる文化にいたる解説まで深掘りされている。その一点だけでも、本書に出会えたことは有意義なものであったと思っている。

    もう10年早く出会っていたかった、と思わせるような本である。これから社会に出る大学生や、まだキャリアを積んで日が浅い3年目までの社会人の方にオススメしたい。

  • Everything you need to understand before working abroad
    http://www.asa21.com/book/b245521.html ,
    http://www1a.biglobe.ne.jp/spcctokyo-global-network/

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