- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860643683
作品紹介・あらすじ
インターネットやスマートフォンが登場し、地図はますます身近で便利なものとなりました。しかし、その地図がどのようにして作られているかを知る人は少ないかもしれません。実はあらゆる地図の基となる地形図は、気の遠くなるような測量の積み重ねと編集作業を経て作られているのです。本書は国土地理院で地図作成に携わった著者が、地図の作られ方を中心に、その成り立ちや読み方、現代のデジタル地図まで、地図に関する事柄をまるごと解説した、まさに「地図の教科書」です!
感想・レビュー・書評
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測量のところは難しかったが、地図ってなに?が楽しく読める。小学生の時に等高線のこととか習ったよなーと思い出した。地形図買いたい、と思っている。
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書名通り、現代の地図はどのようにして作られるかを解説した本。
地図記号や地球儀と地図の違い、三角測量網や写真測量の地図作り、地図から距離などを読み取ることなどを解説している。
この手の本は案外少ないので、読み応えがあると思う。 -
【選書者コメント】いつもなにげなく使っている地図はどのように作られているのか興味をもちました。
[請求記号]4400:359 -
140419 中央図書館
国土地理院→ゼンリンに務めた地図エキスパートによる、地図作成技術の紹介。内容は結構難しい。
素人は、航空写真をトレースしてパパパッと簡単に作れるように錯覚してしまうのだが、実際には等高線など職人技でモディファイ・同定していく作業が不可欠とのこと。空間認知と幾何学のセンス、実風景と自然に対する全体観が養われていないとできそうにない。
今後は、技術がどんどん発達して、地図なのかナビなのか区別がなくなっていくのかもしれないが、地形地勢土地利用という実在を何らかの実用的なモデリング手法によって濾し取ったエッセンスである「地図」がなくならないことは間違いないだろう。 -
かなり読みこなしが難しいと思う。いい本だが、初心者向きではない。