- Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860644673
作品紹介・あらすじ
地理学は地表に存在するあらゆるものごとの成り立ちを明らかにするとても身近な学問です。「バナナはなぜ安いのか」「村はどのようにできるのか」など、本書では人々の営みに関わる農作物と農業・人種・民族・言語・宗教・村落と都市・人口・環境問題について、豊富な写真や図版とともに具体的に解説。著者自身が体験したエピソードもふんだんに盛り込まれた、私たちが生きる世界のリアルな姿が見えてくる人文地理学の入門書です。
感想・レビュー・書評
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自然のしくみがわかる地理学入門の後に読了。
著者の体験に基づいてその地域の地誌が書かれているためリアリティがあって面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者の豊富な海外経験と結びつけながら人文地理学を俯瞰できるので,一般的な教科書よりも理解が深まり読みやすい。産業分野は農業に絞って詳しい半面,水産業と工業がほぼ取り上げられなかった点は物足りなかった。
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[評価]
★★★★☆ 星4つ
[感想]
前巻は純粋に地理的な内容が多かったのに対し、今巻ではさまざまな地理の上で生活している人類に関してが書かれている。
この本を読むと改めて世界が広いことを実感させられる。
農業では日本で一般的な米の水田やヨーロッパのノーフォーク農法は知っていたけど、地中海式農業についてはよく知らなかったし、モノカルチャー農業など自分の知らないことを多く知ることができた。
他にも人種や民族、言語、宗教に関しても様々なことを知ることができた。世界の多様であることを知るには良い内容だったと思う。 -
人文地理分野の基本知識をざっくり抑えるにに使える。
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広く浅く、多数の写真を用いて、世界中の人間の営みについて述べています。興味深い箇所はたくさんありました。
一方で、ところどころで挿入される、現在進行形の社会的国際的な問題に関する著者の考えは、やや単純素朴に思います。そんなに簡単な話じゃないだろう、と。 -
内容は面白いけど、地名など全く読みがなふってなくて相当読みにくいのが残念。
難民について書かれた箇所については、特に自分が責任を引き受けるわけでもないのに「もっと受けいれろ!」派のお決まりな論を展開していた。やや惜しい本。