- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860811648
感想・レビュー・書評
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言葉というのは難しいもので、同じ言葉を使っていても、意味や意図する所が違う事がある。という事を実感する内容であった。
まず、本書に出てくる「口ぐせ」だが、7~8割は耳にする事もないし、使う事も殆どないという印象。少々古臭いというか大げさで、イマドキこんな「口ぐせ」使う人いないだろ?とツッコミたくなるが、いくつか印象に残った点もある。
自分が使うかな?と感じた口ぐせは「良くも悪くも」と「所詮」だ。が、本書に書かれているような意図はないので、ここにGAPがあるなと感じる。
著者曰く「良くも悪くも」に100%良いことはないとの事だが、自分の場合は具体的に良い点・悪い点の双方があるという前提で使う。が、一般的には誤解を招くのかなと。また「所詮」は自信がないがプライドが高い人が自分に対して使う言葉のようだが、私の場合は自分に対してというよりも社会とか世間に対して使う事が多い。自分を否定しないが、社会や世間を否定しているという事だろうけど。
他に印象に残ったのは
・人の知らないことを教える「知ってる自慢」の優越感は子供ぽい人
・若者は知識で語り、大人は経験で語る。知識で語る大人は経験が浅い
・「しょうがない」と相手を許す人は自分も許してもらいたい「しょうがない人」
・「子供がいるから・・・」は家庭内不和を抱えている
等々
心理学の本は大味な感じがして読まず嫌いなところもあるんだが、印象に残る点もいくつかあるので、これから少しは読んでいきたいと思う。 -
具体的な口ぐせを上げて、人がどのような心理で話すのかを紹介している本。
基本的に相手が言う口ぐせという形で紹介されているが、自分が言っていないか気にしながら読むほうが、良いと感じる。
気になった口ぐせを2つ紹介。
「ポジティブに考えよう」
一見、良い口ぐせに思えるが、これを悩んでいる相手に何も考えずに言うのはよくない。ポジティブに考えられないから悩んでいる。そんな相手には、ネガティブでもいいよ。と受け止めることが大切だと思う。
「頑張って」
これも、便利な言葉だが、場面を良く考えないといけない。
基本的に自分に対して使う方が無難に思える。
普段から口ぐせを意識して、思考を変えよう。 -
「うちではこうしているの」-「自分のやり方の方がいい」とちょっと優越感。
「寝ていない」-こちらの「怠けぶり」を非難されているような気がする。