「口ぐせ」ひとつで他人が読める (WIDE SHINSHO)

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  • 新講社
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860811648

感想・レビュー・書評

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  •  「人の口癖」は気になるのに、「自分の口癖」は自覚がない。 渋谷昌三「口ぐせひとつで他人が読める」、2007.8発行。目次を一読、いい口癖が載っていませんでした。いい口癖もあるのではと思いますがw。 この本での口癖は例えば: ~してくれる?、だって~だから、どうせ年だから、ご苦労さま、がんばって、それはそうと、だから言っただろう、だめじゃないか など。

  • 言葉というのは難しいもので、同じ言葉を使っていても、意味や意図する所が違う事がある。という事を実感する内容であった。
    まず、本書に出てくる「口ぐせ」だが、7~8割は耳にする事もないし、使う事も殆どないという印象。少々古臭いというか大げさで、イマドキこんな「口ぐせ」使う人いないだろ?とツッコミたくなるが、いくつか印象に残った点もある。
    自分が使うかな?と感じた口ぐせは「良くも悪くも」と「所詮」だ。が、本書に書かれているような意図はないので、ここにGAPがあるなと感じる。
    著者曰く「良くも悪くも」に100%良いことはないとの事だが、自分の場合は具体的に良い点・悪い点の双方があるという前提で使う。が、一般的には誤解を招くのかなと。また「所詮」は自信がないがプライドが高い人が自分に対して使う言葉のようだが、私の場合は自分に対してというよりも社会とか世間に対して使う事が多い。自分を否定しないが、社会や世間を否定しているという事だろうけど。
    他に印象に残ったのは
    ・人の知らないことを教える「知ってる自慢」の優越感は子供ぽい人
    ・若者は知識で語り、大人は経験で語る。知識で語る大人は経験が浅い
    ・「しょうがない」と相手を許す人は自分も許してもらいたい「しょうがない人」
    ・「子供がいるから・・・」は家庭内不和を抱えている
    等々
    心理学の本は大味な感じがして読まず嫌いなところもあるんだが、印象に残る点もいくつかあるので、これから少しは読んでいきたいと思う。

  • 具体的な口ぐせを上げて、人がどのような心理で話すのかを紹介している本。

    基本的に相手が言う口ぐせという形で紹介されているが、自分が言っていないか気にしながら読むほうが、良いと感じる。

    気になった口ぐせを2つ紹介。

    「ポジティブに考えよう」
    一見、良い口ぐせに思えるが、これを悩んでいる相手に何も考えずに言うのはよくない。ポジティブに考えられないから悩んでいる。そんな相手には、ネガティブでもいいよ。と受け止めることが大切だと思う。

    「頑張って」
    これも、便利な言葉だが、場面を良く考えないといけない。
    基本的に自分に対して使う方が無難に思える。

    普段から口ぐせを意識して、思考を変えよう。

  • 「うちではこうしているの」-「自分のやり方の方がいい」とちょっと優越感。
    「寝ていない」-こちらの「怠けぶり」を非難されているような気がする。

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著者プロフィール

監修:渋谷 昌三(しぶや しょうぞう)1946年、神奈川県生まれ。学習院大学文学部を経て東京都立大学大学院博士課程修了。心理学専攻。文学博士。現在は、目白大学名誉教授。主な著書・監修書に『ワルイ心理学』『閲覧注意の心理学』『大人のブラック心理学』(以上、日本文芸社)、『10秒で相手の本音を見抜く本』(三笠書房)などがある。

「2021年 『眠れなくなるほど面白い 図解 心理学の話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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