「捨てる」「思い切る」で人生がラクになる (WIDE SHINSHO 211 (新講社ワイド新書))

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  • 新講社
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860815141

作品紹介・あらすじ

「心の掃除」でサバサバ生きる!「甘え」を捨てると、心が元気になる。心のガラクタを処分する本。

感想・レビュー・書評

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  • 病気の不安、過去、愛社精神、シウコイ性格、自分、贅肉などなど、様々な身についてしまった不要なものを「捨てる」ことで幸せが実現するという。
    斎藤先生のリラックスした文章が心地よい。将棋の「いいかげんな一手」が印象に残った。

  • ガラクタな感情を捨てて心を軽くする、その考え方や方法が載っていました。
    読んで「なるほど!」と思っても実行するのはなかなか難しそうですが「うらやしい」「悔しい」「憎らしい」の感情を捨てて穏やかに生きられたら良いな、と思います。

    『「いい眠り」へのこだわりが、安眠を妨げる』の眠れないことを得したと考えることに目から鱗が落ちるようでした。眠れず何時間も布団の中でごろごろすることが多々あるのですがその時間を生かす方向に気持ちを切り替えてみます。

  • 考えや心の執着を捨てて生きていくことが楽に生きることだと書かれていました。家庭、仕事に囚われて役割、肩書に固執してしまうとどんどん生きにくくなってしまい、学ぶ意欲が失われていきます。学ぶことを大切にするためにも囚われない生き方をしたいと思います。


  • 人と人との信頼関係は、不便さの中で育つ。上園は、人間関係の本。人と人とは良い関係が醸成されてくるように思うのだ
    上手に歳をとるためには、様々なものを捨ててこなければならぬ
    病気はあっても病苦は無いと言う生き方が良い
    良いことを考えると、良いことが起こる

  • ひととおり、今までに読んできた内容(使わないモノはさっさと捨てる~とか)とあまり変わらなかった。つまり、そういうことが肝、ということ?

  • 大切なのは、いちいち「気にしない」ということ。これはダメだと思ったら、すぐ捨てること。夢をかなえるための、ねばり強さのヒケツは「気にしない力」「捨てる力」にある。
    環境の変化を受身にではなく、積極的に受け入れること、そのためには、変化をチャンスと考えること。たまったガラクタを整理できるチャンス、新しい土地で新しい人間関係を築くチャンス、そして変化によって自分がどう変わってゆくかを知るチャンス、未知の自分の可能性を知るチャンス、自分が成長できるチャンス…考え方はいろいろあるだろう。
    「調子に乗ること」「腹を立てること」「憂いを持つこと」「考え過ぎること」「悲しみに沈むこと」「不必要に恐れること」「動揺すること」この七情を捨てる。なるようになる、と考える。
    自分自身を見つめ直す時間をつくる(セルフ・カウンセリング)。なぜイライラするのか、なぜ感情的になるのか、その理由を探って自問自答してみること。ストレッチや深呼吸のような健康法と同じで、少しの時間でも毎日続けることが大切。
    うつ状態のときに、「捨てる決心」「思い切った行動」はしない。
    「がんばり過ぎ」「考え過ぎ」「飲み過ぎ」「調子に乗り過ぎ」「寝過ぎ」「暇過ぎ」気持ちが焦っているときは、だいたいがこの「六過ぎ」の状態になっている。
    「得る」ことの幸せよりも、もう身についてしまった不要なものを「捨てる」ことで実現する幸せのほうが、大きいようにも思う。何かを捨てることによって、思わぬものが「入ってくる」ことも、人生にはよくある。そこからまた、新しい人生が動き出すのではないか、と思うのだ。

  • 入院患者へのお見舞いでは、長居は禁物
    お大事にの、一言で
    今に満足できるようになって初めて、過去への未練が捨てられる
    自分に対して寛容になる
    人の上に立つものは、余計なプライドや競争心を捨てた方が良い
    仕事人間になってもいいが、会社人間にはなるな
    劣等感は優越感の裏返し
    捨てるもの、うらやましい、悔しい、憎らしい

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著者プロフィール

1916年、東京に生まれる。精神科医、エッセイスト。歌人・斎藤茂吉の長男。作家・北杜夫の兄。父の跡を継いで東京・府中の斎藤病院院長を務めるかたわら、テレビ出演や講演、作家活動を活発に行う。人間味あふれる話し方、卓越した人柄で多くの人を魅了し、「モタさん」の愛称で親しまれた。
著書には『いい言葉はいい人生をつくる』(成美文庫)ほかベストセラー多数。2006年逝去。

「2022年 『折れない心をつくるいい言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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