ワトスンの選択 (海外ミステリGem Collection 14)

  • 長崎出版
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860952549

感想・レビュー・書評

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  • 偶然このシリーズを手に取ることになったが、好きだなあ。66作品も存在し、作者は普通に定年を迎えるまで教職に就いていたなんてたまげるよね。バイタリティある人は、はなからそれを持っている。金とか時間とか全く創作に関係ないんだよな。
    本編ですが、特に取り立てて目立つような個性とかなく、主人公のおばさんも必要以上に自分を出さないし説明ないんだけど。なかなかページが減ることを気にしないで無心に興味だけて読み進められる本がない中、ただ自分が好きだから読みたいと単純に思わせてくれる。推理物なんだが、必要以上に煽らない。

  • 資産家が縁者を集めてホームズ仮装パーティを開きます。お屋敷に集まったのは、財産相続の権利がある混血の私生児、主に色目を使う教育係の女、その女に横恋慕する家庭教師、ホームズ役に雇われた役者…などなど。
    クセのある人物たちの間では色々と問題が起きている感じなのですが、なかなか殺人事件は起きません(笑)。

    精神分析医であるブラッドリー夫人と、好奇心旺盛な秘書ローラが探偵役で、彼らの人物観察の目線が楽しい話でした。

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著者プロフィール

1901年、イギリスのオックスフォードシャーに生まれる。ロンドン大学卒業後、教員生活を送りながら、探偵小説を執筆。1929年、処女作『迅速な死』を発表。本作にも登場する心理学者、ミセス・ブラッドリーを探偵役としたシリーズで好評を博し、英国ファルス派を代表する作家として知られる。代表作に『ソルトマーシュの殺人』『月が昇るとき』(本書)、『トム・ブラウンの死体』がある。その他、別名義を含め、70冊以上の著作がある。1983年没。

「2011年 『月が昇るとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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