アロエ

  • 春風社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861108372

作品紹介・あらすじ

三世代の女性の日常を繊細な筆致で描いた名作「プレリュード」。生前には出版されなかったそのロング・ヴァージョン、初の邦訳。

感想・レビュー・書評

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  • キャサリン・マンスフィールドの未訳作品集『アロエ』 : 高知大学イギリス文学・映像メディア研究室 宗洋
    https://eibungaku.exblog.jp/30124602/

    @agoera • Instagram写真と動画
    https://www.instagram.com/agoera/

    アロエ キャサリン・マンスフィールド(著/文) - 春風社 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784861108372

  • 時系列になっているようで、そうでないようで。
    物語の構成が独特。
    みんなそれぞれ違うことを考え、感じ、ある意味では異なる時空間を生きていると思う。
    だから、この本では、主人公である「わたし」がいないのがとても良くて、さらに時系列的に(単純に)ストーリーを展開しないことで、各々の登場人物にうまく命を吹き込んでいるように思う。

    なんてことない「日常」が広がっていて(それが何とも良い)、その日常の眩さに圧倒される。でも、どこか切ない、そんな本。

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著者プロフィール

1888——1923年、ニュージーランドに生まれる。裕福な家に生まれ、15歳のときにロンドンのクイーンズ・カレッジに留学。一度、ニュージーランドに戻るが、19歳でふたたび渡英。2番目の夫である文芸評論家J・M・マリと出会ったころから作品を発表しはじめ、短篇集 The Garden Party は高く評価された。
1910年に肺結核を発症するが34歳で亡くなるまで少なくない数の短篇を発表した。ヴァージニア・ウルフとはライヴァルのような関係であった。エリザベス・ボウエンなどの文学史上有数の作家から短篇小説の革新者であると見なされ、作品は現在も世界中で読まれている。

「2022年 『郊外のフェアリーテール キャサリン・マンスフィールド短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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