- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861237096
感想・レビュー・書評
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なんか間違えてよみはじめてしまった。私は反社会的勢力に関係するBLは読まないことにしているのだが、なぜかこの作品の冒頭で気がつかなかった。気がついたときには相当読んでしまっていたのだが、さらに読み続けてしまってそこでやはり呆れ笑いが出た。ネタバレになるから具体的には書かないが「人間は意外に安い」ということをご存知ないジャンル小説家は多い。長く続くデフレのせいらしいが、性産業従事者がコンビニバイトとさほど変わらない時給で働いているなんてことも普通にあるらしい。ショーがあるにしてもメガヨットでそれ用の部屋が4つって…全然ペイしませんわ笑 それに主人公はすでに20代半ばを過ぎてるから対価は高額にはならないだろうし。小説でまず大きな嘘をつくのはいいが、細かいところはリアルに詰めていかないと馬鹿馬鹿しさしか残らない。とはいえ、嘘とも言えないかな、ニューヨークの事件もこの小説が出版された時期だったような気がするが、どうだろう。
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高校時代の友人に騙されて豪華客船の娼館に売られた八木と、その娼館を管理しているクロウという男の話。
調教されどんどん淫らになっていく受け。しかしその管理人である攻めは 客に出す前の「仕込み」はするものの最後まではしない、、。
ある日、船のオーナーがやって来て八木はクロウの昔愛した男に似ていると知る。
攻めも受けも屈折してるんだけど、こういう閉鎖されてる場所に長いこと居ると屈折もしてくるよね。
それはともかく、ヤクザの長瀬が取った態度がちょっと甘かったな、と。いや、これが甘くなかったらどっちかが殺されちゃうんだろうから物語として成り立たないだろうけど。まぁ、落とし所としては仕方ないかな。
調教だ、お仕置きだとエロシーンがてんこ盛りでそれはかなり良かったですwww
船に閉じ込められたまま生涯を終えるのかぁ、、と思うと救いがないようなこれがもするけど、二人が幸せなら良いのよね、ということで納得しました。
笠井先生の絵がまぁエロかったですwwwww -
闇の中に光が見えて・・・という展開にはなりませんでしたが(超、私の主観)、それはそれでな感じなのでよしとします。
年齢的に読むのがしんどい(笑)。
というか、私の知らない現実にこんなことも、もしかしたらあるのかと想像すると、怖いです。
現実ちゃいますよね!!
と願うばかり。
「事実は小説より奇なり」だからなぁ。