福島第一原発事故に学ぶ―放射線防護の基礎知識

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  • イーグルパブリシング
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861462078

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  • チェルノブイリ、ウイグルをはじめとする世界の放射能汚染地域と呼ばれる場所、そして今回の福島などを自らの足で歩いて放射線量を測定調査した高田教授の本です。

    イントロの漫画と本編のQ&Aの合わせ技で原発&放射能問題を学べます。(イントロ漫画における高田教授のキレっぷりは必見!)
    確実なデータ・調査に基づく論を分かりやすく、情熱をもって解説しているので、とても腑に落ち、「何が問題なのか」を冷静に恐れることなく理解できます。

    キモとしては、同じレベル7認定とはいえ、福島の事故はチェルノブイリほど深刻なものでは全くない。放射能汚染そのものよりも、それを必要以上に恐れることによる被害が大きい。そもそも、60年代のCHINA/中国によるウイグルでの地表核実験で放出された放射能物質が、風に乗って日本人の体にしみ込んでいる。が、それによる悪影響は現れていない。

    あと、第五福竜丸の乗員で、アメリカの水爆実験による放射能被曝を受けたと言われる方々、実はその治療のための輸血で肝炎ウィルスに感染、そのために亡くなったり健康を害されたりしていた、ってのはビックリでした。放射能被害の典型例って聞かされてましたからね…

    もー、脱原発とか計画停電とかやめようよ。安全性をガンガンに高めて原発使おうぜ!って思います。世界中が日本の耐震性能抜群の原発技術を求めてるんだし。

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著者プロフィール

札幌大学外国語学部教授
主要著書:
哲学のリアリティー: カント・ヘーゲル・マルクス (共著,有斐閣,1986)
ヘーゲル用語事典 (共著,未来社,1991)
承認と自由: ヘーゲルの実践哲学の再構成 (未来社,1994)


「1997年 『実践と相互人格性』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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