ちなつのハワイ (ピュアフル文庫 お 1-2)

著者 : 大島真寿美

• ジャイブ (2008年5月10日発売)

感想・レビュー・書評

[emicchoさんの感想 · 2017年1月7日]

改行が多いせいか過去最短で読めました。
ハワイ旅行中の女の子の元に死にゆくお婆ちゃんが現れるというファンタジックな要素もありながら妙にリアルな印象。
難しい話ではないから子供でも読めるとは思うけれど、子供向けかといったらそうではないと思う。
大人だからこそ理解できる優しさ、みたいな・・・

[さかなさんの感想 · 2009年10月18日]

ハワイにきたのに受験目前で機嫌の悪い兄と、ぎすぎすした両親。「おばあちゃん」の助けを借りて家族が再生していく過程。児童向けらしいけれど読みやすくて面白い。好みのジャンルかといわれると★３つだけども、話としては★４つ。やわらかい気持ちになる。
2009/10/17

著者プロフィール

1962年名古屋市生まれ。92年「春の手品師」で文学界新人賞を受賞し同年『宙の家』で単行本デビュー。『三人姉妹』は2009年上半期本の雑誌ベスト２、2011年10月より『ビターシュガー』がＮＨＫにて連続ドラマ化、2012年『ピエタ』で本屋大賞第3位。主な著作に『水の繭』『チョコリエッタ』『やがて目覚めない朝が来る』『戦友の恋』『空に牡丹』『ツタよ、ツタ』など。2019年『妹背山婦女庭　魂結び』で直木賞を受賞。

「2021年 『モモコとうさぎ』 で使われていた紹介文から引用しています。」