- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862381170
作品紹介・あらすじ
世界を救うための経済学的「正解」とは何か。地球温暖化、感染症の蔓延、内戦、教育格差、飢餓、独裁政治、人口と移住、水問題…。どれだけ金をつぎこんでもむくわれない問題とわずかなコストで劇的成果をあげられる問題がある。気鋭の経済学者たちが提言する世界的危機への優先順位ランキング。
感想・レビュー・書評
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気候変動問題に詳しい東大有馬教授の講演の中で、著者の名前が出てきたのがきっかけで読んだ。費用対効果を第一に考えると、温暖化対策よりももっと大事な金の使い道があるよ、という主張。10年前の本ではあるが、今でも通じる論点が大半かと思う。
最適な炭素税のレベルを議論する際には割引率が悪さをする(議論を歪ませる)という点は、ある程度認識していたつもりだけど、本書でスッキリした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「コペンハーゲンコンセンサス」
1.エイズ対策
2.飢餓、栄養失調問題
3.貿易の自由化
4.マラリア対策 -
2010/10/19fin
計算根拠がわからなくて途中で読むのやめた -
世界中で貧困や戦争や環境問題が山積みというのはよくわかるけれど、じゃあどれから手をつけていけばいいのという現実的な問いに答えようとしてくれる。費用対効果てここでも使われるんだなー反論もあって勉強になった。エイズがやっぱり一番なんだな。
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studyyyy
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優先順位も価値があるが、経済的に有効と見られる具体的で実現可能な対策が示されているのが有用。効果の薄いものも明らかにされているのもいい。プライオリティ高そうだけど研究不足でランクに含まれない課題もあるが、マイルストーンとしてはよいと思う。毎年やればいい。
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優先順位も価値があるが、経済的に有効と見られる具体的で実現可能な対策が示されているのが有用。効果の薄いものも明らかにされているのもいい。プライオリティ高そうだけど研究不足でランクに含まれない課題もあるが、マイルストーンとしてはよいと思う。毎年やればいい。
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09'0802
大きな社会問題のトピックに対して、コンプロを並べた一冊
なぜかこういった社会問題解決にモチベがあがらない -
世界の様々の問題を費用便益分析してみて、優先順位を付けてみよう、という試みの記録。純粋な経済学的な分析なので、経済学的用語や概念がわかってないとツラい部分もある。教育や政治腐敗のような普遍的な問題に対してもきちんと費用便益分析してみせたりと、経済学的なモノの考え方、分析の仕方がたっぷり学べるという意味でとても興味深かった。こういう考え方がもっと一般的になれば、ぼくたちはもっと賢く、もっと安全で快適に暮らせるのにねぇ、、、
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環境で人々を救うよりも、
するべきことがある。
それを書いてあるのがこの本。
疫病や、公衆衛生、自由な貿易が
貧困にある人々を救う手立てになると書いてある。
コペンハーゲンコンセンサスの一幕を書いたもの。