グローバルWebサイト&アプリのススメ グローバルジェネラリストなWeb担当者を目指して
- ボーンデジタル (2017年12月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862463913
作品紹介・あらすじ
●独身の日 !? ブラックフライデーって !?
●世界が100人なら58人はアジアの人 !?
●3Gの低速モバイル通信が世界の主流 !?
●右→左と左→右が混じるアラビア語のWeb !?
すべてに精通したスペシャリストである必要はありません。
あなたのコンテンツやビジネスにグローバルな成功をもたらす事例・考え方・ヒント満載の手引き書が登場。
Webサイト・サービスやアプリケーションなどのプロダクトを提供するのは、今や企業の大小に関わらず、広くビジネス機会を求める上で重要な視点です。そして、それは1つの国や地域のスペシャリストである必要はなく、ジェネラリストとして幅広い国や地域に対して知見を持っておくことが重要です。
この書籍は、そのような観点に立った知識と豊富な実践を解説する書籍です。Webサイト・サービスやアプリケーションなどのプロダクトを、英語圏や中国語圏、中東圏、スペイン語圏などグローバルにマーケティングする際のポイントを、数多いケーススタディにもとづいて解説します。文字表現、デザイン表現、プロモーション戦略などを各地域の商慣習に合わせて細かく例示した他に類を見ない内容となっています。
著者が運営するBlog「Global by Design」の日本語訳を手がける、株式会社ミツエーリンクスの木達一仁氏が監訳! Web担当者、Webマーケター、広報・PR担当者はもちろん、Webデザイン/サービスのデザイナーやアプリ開発者など、幅広く役立てていただけます。
感想・レビュー・書評
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Webサイトやアプリの海外展開(ローカライズ)についての本。
翻訳書だけど、ローカライズについての本ということだけあって、日本人向けのサイトもいくつか例として紹介されてあった。ただ、第6章の世界の国々を考えるというのが、世界のトップレベルドメインにわけてアドバイスが書かれてあったのだけど、「.jpを考える」という節はなかった。もしあったらどんな内容になっていたのだろうか。最後の章で、ローカライズの仕事をやったことによって日本語も学んだと書いてあるから、詳しくないということはないと思うのだけど(特別、気にするようなことはないということなのだろうか)。
それにしても、国によってやっぱり慣習というのはいろいろ違ってるもんだなとこの本を読んで思った。日本では、贈答品を白で包装するのは白を象徴するとか知らなかった。
それと、4はアジアでは不吉な数字だから、アジアの多くの建物で4階がないとか(他の国は知らないけど、さすがに4階はあるような……。4号室がないというのはよく聞くけど)。
そういうわけで、国ごとに気をつけなきゃいけないこともあるから、翻訳作業は単純に翻訳するだけでなく、その土地の習慣や文化を知ったうえでローカライズすることが多いのだとか。そういうのを手掛ける会社をランゲージサービスプロバイダーというらしい。
それと、サウジアラビアは人工の70%が30歳以下と書いてあって驚いた。最近、いろいろ問題になってるけど、そりゃ、サウジアラビアに投資しようという人もいるわけだ(トランプとか孫正義とか)。
なお、Webサイトのローカライズの始まりといわれるのは、Yahoo!JAPANらしい。意外なようなそうでもないような気もするけど、ちょっと驚いた。
それと、グローバルなマーケティングをするなら、スローガンは作らないほうがいいとのこと。事実、Facebook,Google,スターバックスはスローガンがないとのこと。そういわれてみれば、聞いたことないなぁ。スターバックスは何かあったような気もするのだけど。
ファーストネームとラストネーム問題は、日本人の自分は確かに、どちらのことを言われてるのか分からなくなる時がある。
そういえば、アメリカ政府は平易な英語を話すように定められているらしい。どおりで、トランプさんの英語は簡単なわけだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示