日本ナショナリズムの前夜: 国家・民衆・宗教 (Modern Classics新書 23)

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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862482266

作品紹介・あらすじ

著者は、近代日本社会の基底にある民衆の自立した精神史を明らかにするにあたり、明治の啓蒙思想・自由民権思想・大正デモクラシーなどを追求する手法をあえてとらなかった。代わりに民衆宗教に注目したのである。なぜか。宗教は国家権力から自立した原始的なかたちであり、その精神にこそ、日本人が国家から自立するヒントが隠されているからである。だからこそ、国家は民衆宗教を弾圧した。国家が宣揚するナショナリズム(民族意識)に対抗する戦略は、民衆宗教に内包されていることを本書は明らかにする。

著者プロフィール

一橋大学名誉教授・故人

「2019年 『民衆宗教論 宗教的主体化とは何か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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