石原慎太郎よ、退場せよ! (新書y 213)

  • 洋泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862483911

感想・レビュー・書評

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    老害を撤き散らすだけなら退場せよ!
    無責任体質全開の新銀行東京問題、花道にしたいだけの東京オリンピック招致、差別発言とともに進む社会的弱者切り捨て政策、教育現場から教員までもが逃げ出す教育改革、そして身内に甘いだけの人事と処世術…。
    この十年、新自由主義とナショナリズムの波に乗り、東京に君臨してきた「小皇帝」石原慎太郎だが、「時代に求められた男」の賞味期限はもう切れている。

    [ 目次 ]
    第1章 「小皇帝」石原慎太郎の本質(吉田司、歌舞伎町で職質される!? カラッ風吹く歌舞伎町 歌舞伎町・渋谷・秋葉原が変質した ほか)
    第2章 石原都政が東京に残した傷跡(福祉は贅沢!? 止まらない障害者への差別発言 新自由主義的弱者切り捨て政策の推進 ほか)
    第3章 石原慎太郎への退場勧告(「嵐を呼ぶ男」として再登場したのか 平等という価値観が薄らぐ時代 慎太郎を呼び出した新自由主義と大東京主義 ほか)

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    [ 参考となる書評 ]

  • 斎藤貴男さんの石原全否定っぷりがすごい。本当に相手にするのもイヤなんだな。

  • 石原都知事の数々の言動に、動揺、困惑を隠せないでいる人は多いと思うが、確かに、弱者は切り捨て、強者だけが生き残ればいいというような優勝劣敗の思想では困る。
    例え、後から言葉を濁したとしても「文明がもたらしたもっとも悪しき有害なものはババア」発言は忘れることはできないし、養護学校や偏差値の低い学校への対応も疑問である。
    何事も強者と弱者や自己責任などという論理にすり替えてしまう考え方に不安は高まる。

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著者プロフィール

ジャーナリスト。1958年東京生まれ。早稲田大学商学部卒業。英国バーミンガム大学修士(国際学MA)。新聞記者、週刊誌記者を経てフリーに。さまざまな社会問題をテーマに精力的な執筆活動を行っている。『「東京電力」研究 排除の系譜』(角川文庫)で第三回いける本大賞受賞。著書に『日本が壊れていく』(ちくま新書)、『「心」と「国策」の内幕』(ちくま文庫)、『機会不平等』(岩波現代文庫)、『『あしたのジョー』と梶原一騎の奇跡』(朝日文庫)など多数。

「2019年 『カルト資本主義 増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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