- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862555816
作品紹介・あらすじ
頭を整理して、グラウンドで戦え!
実践と復習の繰り返しで、ワンプレー、1打席の濃さは明らかに変わる
プロ野球人生で書き綴ったノートを基に技術論・指導論を体系化
『なぜ、そうやるのか』を本人実演で解説
平凡な選手ががプロで生き残れた理由とは
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野球を考え、野球を追求する日々に終わりはない。
それだけ、野球は奥が深いスポーツである。
ハイレベルなプロの世界で存在感を示すことができるのか。一番に思ったのは、「頭を整理して、グラウンドで戦う」ということだ。
教わったこと学んだことをイチ早く吸収していくには、一度言われたことをしっかりと覚えておかなければいけない。
やがて野球ノートは欠かせない存在になっていた。
本書のタイトルは『ベースボール・インテリジェンス』。耳慣れない言葉かもしれないが、
インテリジェンスには「知性」「知能」「理解力」「情報」といった意味が含まれている。
ただやみくもに、漠然と練習をしているだけでは、技術も上がらなければ、戦術の理解度も上がっていかない。
ひとつひとつのプレーや動きに、どれだけ根拠を持つことができるか。「なぜ、あのプレーを選択した」?と問われたときに、
良かったことも悪かったことも自分の言葉で説明できるようにならなければ、本当の意味で理解したとは言えない。
理解がなければ、上達にはつながっていかない。
本書は、心/守備(基本)/守備(連携)/バント/打撃/走塁の6つの構成から成る。
いずれも、野球ノートにコツコツと記してきた技術論や精神論をもとに、各分野を極めるためのポイントを詳細に記した。
(本書「はじめに」より)
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現役選手と指導者へ贈る、技術&戦術理解度向上メソッド
【もくじ】 1章 心の持ち方
2章 打撃編
3章 守備(基礎)編
4章 守備(連携)編
5章 犠打編
6章 走塁編
感想・レビュー・書評
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今はもう実際にプレーすることはないので、手に取ったときは一度棚に戻したのだけど、ひたすら「犠打、犠打、犠打」のイメージがあった川相が書いた本って?という興味が勝って読んでみた。
これを読めば、野球はやはり球場で見るべきで、内野なら内野、ベースコーチならベースコーチの視線で見られる角度で見ていると、きっと面白いだろうなというのがわかるはず。
デッカい打球を飛ばすだけ、恐ろしく速い球、もしくは視界から消える変化球を投げるだけの選手なのか、何かを考えながらやっている選手なのか、そういうことが見えてくるはずだろうな。
今年は、東京ドームも行きたいけれど、西武ドームとか、比較的自由に席を選べそうなとこで、何回か見に行きたいと思っている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
巨人、中日でプレイし、犠打の世界記録保持者でもある川相昌弘氏が選手時代やコーチ時代の経験から走攻守のプレイの真髄や裏側、技術などを余すことなく書いた一冊。
自身が付けていた野球ノートをもとに現役時代のプレーや最近の試合でのプレーなどの裏側を知ることができ非常に勉強になりました。
技術的なことはもちろん心構えや大切にしている言葉など姿勢から野球に対して川相氏がどう向き合ってきたかが書かれていました。
スムーズにスローイングするための足の入れ方やイレギュラーしないための体勢、投げるときの肩の向き、フライの時のボールと体の位置など写真と共に動きについても詳細に解説されており、ゴールデングラブを6度受賞した守備の技術の理にかなった動作を納得しながら学ぶことができました。
また、内野手のカットプレーや各守備位置の動きなども知ることができ観戦の際に新しい視点も加わりました。
1点を守るための連携やダブルプレーや挟殺などのプレーにも様々な考えで行われていることも知ることができました。
バッティングにおいては氏の代名詞ともいえるバントはもちろんのこと普段のバッティングにおいても重心の置き方や腕や手の使い方なども写真と共に学ぶことができました。
またバントにおいては打席の後ろから狙うことやコースが重要なことやバント以外も狙っているように見せることなど533という数を打ち立てた秘訣も存分に知ることができました。
走塁においてはスライディングや牽制についてのほかサインについても詳しく書かれており、コーチ時代などの経験から相手チームを揺さぶる戦略の裏側も知ることができました。
バントだけでなく1000本安打やゴールデングラブ賞6回など様々な記録を打ち立て球界に名を残した氏の野球の真髄を本書で存分に知ることができ、観戦する時の楽しみが増えただけでなく、野球の魅力を堪能することのできた一冊でした。 -
色々考えなければ...