白熱!みやすのんきのサブスリー教室 ランナー熱狂のマラソン実践トレーニング
- カンゼン (2022年11月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862556653
作品紹介・あらすじ
月刊ランナーズの好評連載を大幅加筆で書籍化!
思い込みや経験則を徹底排除!
最新の科学的根拠から導くサブスリー達成法を伝授
・ジャンクマイルズにならない有酸素ジョグの距離とスピード設定は?
・走行距離を増やすと「故障する」は大きな誤解
・ランニング障害と走り方の癖の関連性とは?
・ランニングエコノミーは専門家でも見た目で判断できない
・自重に頼った筋トレはいくら高回数やっても無意味
・ランニングと股関節筋群や体幹筋群の関連は見いだせなかった
では何が関連があったのか?
・着地のキャッチ&リリースを追求せよ
感想・レビュー・書評
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みやすのんきの本はいくつか参考にしています。
ジョグの位置付けをどうすべきか悩んでいた際にこの本を読んだのには、運命的なものを感じます。
いいこと書いてあるけど、ちょっと冗長。
・ただの月間走行距離ではなく、有酸素ジョグでどれだけ走れたか、にこだわる。ペースの目安は、レースペースの1.2〜1.3倍程度
・日本人はジョグのペースが速すぎる、と言われていることに留意
・30km走は足への負担が大きい。週に1回やるのなら、3〜4日は1日10km程度の有酸素ジョグをやらないと週末に30kmを走る足が作れない
・有酸素ジョグでも短い接地時間と姿勢を意識して走る。「着地した膝を斜め下に落としていく」感覚
・足を広げようとするのでなく閉じる、しかもなるべく早く。着地した瞬間に、足はすぐさま前に戻す。地面に足裏が着いた時に次の動作に移っているか
・腰・脇腹の返しを早くすることで足が回転する。仙骨を後ろから押されるイメージを持つ
・レッグプレスでスクワットを代替するのは有効詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
市民ランナー視点で、マラソンの走り方を身体構造様々に力点を置きながら様々な考え方やアプローチで論じている。
読むタイミングによって都度印象や気づきが大きく変わりそう。何度が読み返しながら、自分の中で整理したい。 -
コサックダンス走法で足運び調整中。目的(記録)に反する無駄な筋トレの見直しを考えさせられた。
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運動音痴で初マラソンが7時間20分だった著者が、50代でサブスリーを達成する。その経験と、研究熱心さに裏打ちされた理論は、広く一般に言われている練習内容を時に一刀両断にする。
本書では、科学的根拠からこうあるべきだという練習内容、走り方を紹介している。
・有酸素ジョグに多くの時間を割くのが基本(ジャンクマイルは基本的に不要)。そのうえにスピード練習や距離走がある。
・筋トレの成果は科学的には証明されていない。走るトレーニングがイチバン
・足を後ろに流さず前に送る動作(シザース)が重要
・蹴るのではなく、地面からの反発で跳ねる。いかに効率的に跳ねるかを追求すべき
・中高年ランナーが一流ランナーのようなストライド走法に変えるのは難しく、ケガのリスクが高い。ピッチをさらに上げることを工夫すべき
今回も、有名なコーチなどから異論反論が続出しそうな内容だが、そもそも若いころから陸上に取り組む一流ランナーと中高年ランナーの走り方、練習方法が全く同じというのも考えてみればおかしな話。個人的にはとても参考になる。