「9マス」で 悩まず書ける文章術

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  • 総合法令出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862806765

感想・レビュー・書評

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  • 9マスを使って文章が上達する
    という本。

    一般的な文章の書き方の本の要素を簡易に説明、9マスという切り口ですぐにできるように指導しているような内容。

    なので、9マスは厳密な使い方(ルール)があるわけではない。
    書きたいことに色々な観点を設けて、発想を9つくらいに膨らませていくと、自ずと読める文章がかける。

    ・頭の中にあることを自問自答で9マスに書き出すことで、頭が整理される。
     ⇒ 質問は、ベーシック質問(事実)とスコップ質問(掘り下げ)の2つ
     ⇒ 7W3H
       Who,What,When,Where,Why,Whom,Wich,How,Howmany,Howmuch
    特にHow(なぜ)が読ませる文章には必要。
     How(どのように)で読み手が喜ぶ情報を。
     ⇒ 内部情報と外部情報
      内部情報
        自分の 
         考え、感情、気づき、五感、意見、主張、
         アイデア、体験、価値観、信念
      外部情報
        メディア情報、場所が持つ情報、人が持つ情報、
        行動して得る情報(研究、実験、調査))


     ・9マス情報キャッチ法
      テーマに対してアンテナ立てたい切り口をあらかじめ9マスに書き出しておく
     
     ・うまい文章は目的を達成している文章
      読者にプレゼントをあげている文章
       役に立つ、利益、喜び、成長、人生を豊かに
      読者ターゲットを決めて、理想的な反応を決める
      ⇒ 読者ターゲットの
        ①設定
        ②ニーズ把握
        ③反応
        ④プレゼント渡すつもりで文章を書く

     ・文章テンプレート
       結論優先型
       列挙型
       ストーリー型
        発端はマイナス地点で、成功への軌跡を書くことで、共感、感動する。

       出来事×感情
        出来事、感情の繰り返し

        

  • 「早く書く技術」をテーマにした著者の講演を以前聞き、紹介された9マス文章術を試しに実践してみたところ、アイディア出しが驚くほどすらすらとできました。これまでは文章を書くときに書き進めながらアイディアを考えるという非常に時間のかかる上に、アイディアの抜けがあったりや文章がまとまらないことなどが起きる効率の悪い方法をとっていました。しかし、9マス文章術を使うことで文章の構成さえ考えればあとは出したアイディアを盛り込んでいくだけなので、短時間で効率良く文章を書くことができ目から鱗の方法でした。

    ただし、講演で話されたのは一部の技術の例だけだったので、こんなに良い方法ならもっと詳しく知りたい!ということで本書を購入しました。

    本書を読んで特に勉強になったことは以下の3点です。
    ・アイディア出しのときは7W3Hが便利
    ・なぜを掘り下げる
    ・読む人にプレゼントをあげる気持ちで文章を書く

    これから、ブログやSNSで本書の文章術を実践して身につけて行きたいと思います。9マスを使ってアイディアを出すことは簡単すぎず難しすぎずの絶妙な数字です。みなさんも是非一度やってみて下さい。その絶妙さに気づくはずです。

  • 伝える力【話す・書く】研究所所長のやまたくさんこと山口拓朗さんの最新刊。
     
    今回は『書く前に文章の内容をまとめるための方法』を教えてくれます。
     
    『9マス』というと大谷翔平が自身の成功のために使っているという『マンダラート』や、以前私の書評で紹介した『原田メソッド』なんかが有名です。
     
    基本はそれらとやることは変わりません。
    目的が『書くための内容をまとめる』ことに特化しているというだけです。
     
    これまでのやまたくさんの本と同様『文章テンプレート』も紹介されています。
    しかし、『またか!』なんて思わないでください。
    今回はそれらのテンプレートを使うための『9マス』の使い方も載っています。
    だから、これ1冊で『9マス』の使い方マスターになれるんです。
     
    『マインドマップ』ではアイディアが発散してしまって……という方でしたら、この『9マス』はとってもおすすめです。
    なぜなら、『マス』の数が有限な分、内容を絞ることができるからです。
     
    これまでやまたくさんの本や文章の書き方の本を読んできたけど、書く内容をどうまとめたらいいかわからない……という方には特におすすめの1冊。
    これを読んでぜひ良質なアウトプットをしてみてください。

  • うまい文章は、目的を達成できる文章のこと。
    文章=読む人へのプレゼント

    9マスで書く以外にも、文章を準備する際のテンプレートなどが具体的に書かれていた。
    文章が上手くなるトレーニング法も紹介されており、文章はセンスで書くのではなく、知識、技術と
    努力が必要なのだと前向きになれた。

    最終章の「5年後の未来プロフィール」は笑えた。

  • 【★テンプレート化・ワークシート化したい】
    発明だと思った! すごく使いやすい!!
    ブログの記事内容を固めるのラクになった!

    なんとなく自分の言いたい内容をキレイに書きまとめた記事……
    になってる気がして、有益な記事になってるのか心配だったけど、
    そうじゃなくて、ちゃんと読者さんにとって読む価値の高い記事ができる!

  • 9マスに特別な意味はないけど、事前に頭の中を整理して書くことの大切さが説明されていた。

    若干期待はずれというより、自分がそれなりにツボを押さえて書いているってことなのかも??

  • 空間があると埋めたくなる。という人間の心理を利用した文章術。

    まずは、9マスを埋めるだけの質問力をつけよう。

  • 7W3H=誰が何をいつどこでなぜ誰にどっちを、どのようにどのくらいいくら。

    情報は、外部情報と内部情報に分けて考える。
    情報を漏れなく一気に書く。そのあとに、冷静に遂行する。
    9マスのマトリックスを作って、書く材料を集める。

    結論、理由、具体例、まとめ。
    発端、転機、変化成長、未来。

    一文一義。主語と述語を近づける。
    文章密度を上げる=新聞雑誌のコラム。アエラの巻頭エッセイ
    9マスの類語変換ゲーム。語彙力を磨ける。
    虫の目(具体的)、鳥の目(抽象的)を行き来する。

    一日3つのグッドニュースを書く。
    5年後のプロフィールを書く。

    文章を書く時間は2割短縮で設定する。

  • 心に残ったこと3つ

    ①主語と述語が離れ過ぎていると読み手の理解度が下がる。
    ②修飾語がどの言葉にかかっているか明確にしないと全然違う意味に捉えられてしまう。
    これはかなり驚いた!確かに修飾語を置く位置によって意味が異なるし、考えながら書くと得てしてそうなっている気がする。
    ③文章作成において、ネガティブなイメージしか浮かばないということは、ゴール設定が甘いということ。

    修飾語のインパクトで+1
    パーキンソンの法則を知ったのも良かった。

  • 著者の本はこれで4冊目。

    著者の主張は過去の著書とも一致している。

    特に目新しい内容があるわけではないので、まだ著者の本を読んだことがない人向け。

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著者プロフィール

伝える力【話す・書く】研究所所長/山口拓朗ライティングサロン主宰
出版社で編集者・記者を務めたのちに独立。25年間で3500件以上の取材・執筆歴がある。現在は執筆活動に加え、講演や研修を通じて「論理的なビジネス文章の書き方」「好意と信頼を獲得するメールの書き方」「売れるセールス文章&キャッチコピーの作り方」「集客につなげるブログ発信術」など実践的ノウハウを提供。2016年からは300万人のフォロワーをもつ中国企業「行動派」に招聘され、中国の6大都市で「Super Writer養成講座」を定期開催中。著書に『「9マス」で悩まず書ける文章術』(総合法令出版)、『伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則』(明日香出版社)、『9割捨てて10倍伝わる「要約力」』(日本実業出版社)、『会社では教えてもらえない ムダゼロ・ミスゼロの人の伝え方のキホン』(すばる舎)などがある。文章作成の本質をとらえたノウハウは言語の壁を超えて高く評価されており、中国、台湾、韓国など海外でも翻訳されている。

「2021年 『1日1分で文章が勝手にうまくなる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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