- Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862904140
作品紹介・あらすじ
◎10年後のキミが変わる!
未来のために、いま小学生に知っておいてほしい大事な考え方を身につける学習読み物です。教科書では学べない、これから生きていくために大切な力が身につきます。
◎勉強の「主役」は自分自身!?
「教科書に書いてあることを覚える」「習った解き方で解く」それは、学びの本質ではありません。3人の小学生の物語を通して、自分で考え、自分のやり方で「学ばずして学んでいる」ことが、将来的な勉強や学びへとつながっていくことを紹介します。
◎教育ジャーナリスト・おおたとしまさ氏が解説!
「答えにたどり着けるかどうか、あるいは答えがあるのかどうかすら、実はどうでもいいことなんです。答えがあるのかどうかすらわからない問いをたくさんもっているということは、たくさんのわくわくをもっているということです。わくわくしている限り、人間は化石にはなりません。問いは宝物です。」(本書解説より一部抜粋)
感想・レビュー・書評
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本書が子どもたちに伝えたいテーマはわかるし、同意するが、この本でそれが伝わるかどうかは分からない。物語として読むのではなく、それぞれの「不思議」に読者の子どもたちが直接対峙しなければ子どもたちがその感覚をつかめないような気がする。本シリーズ全体に共通するが、若干説教じみているのが難点。
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考えさせられることの四章のうち二章が数学的思考力を鍛えられる内容で、なおかつ数学的問いであるにも関わらず、答えがないことにモヤモヤした。
問1…立体の三角すいと四角すいの同じ面積1面ずつを重ね合わせると、面はいくつになるか?
一般的な回答では7面になると思うが、違うらしい。
問2…サイコロを作るのに直線8ますと6ますでも作れる。8ますは1ますを斜めに折り、1ますは他ますと重なる。6ますはハサミでギリギリ切り込みを入れて折る。
さらに直線7ますでもサイコロを作れるらしい。
一人読みながら図形を想像してみるが、答え合わせができないので、子どもが大きくなったら一緒に実際の図形を作って答え合わせをしてみたい。
他の問いかけについても、自然の物事で当たり前に受け流していることについて、改めて考えさせられた。
紅葉は全て赤いのか?
バードコールすると実際の鳥が呼応するのはなぜか?
人の影はなぜ胴と脚の比率が変わるのか?
というような事例。
アラフォーのおじさんだが、他のシリーズも読んでみたい。 -
【夏の8冊目】
うちの学園の子どもたちにも読んでほしい。
振り仮名もふってあり、小学生でも読みやすい。そして学ぶとは何かをじっくりと考えることができる。
読み終わってつい娘と立方体作りに夢中になった。 -
常識を疑わずに受け入れるか、それ自体をなぜなのかいちど考えてみるか。
どちらが優れている、好ましいものである、というのは私には判断できないが、すくなくとも受験勉強とは違う知への好奇心探究心を芽生えさせるきっかけにはなりそう、という理解をしました。