- Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863110878
作品紹介・あらすじ
「東京スカイツリーを撮る人」国内外総勢132人。
感想・レビュー・書評
-
スカイツリーを撮影している人の姿とインタビューが載っている。
地面に座り込みながら寝転がりながら、またかなり無理な姿勢で、ツリーの全体像をカメラに収めるべく奮闘する皆さんの姿が微笑ましいやら滑稽やら…(⁎˃艸˂⁎)ププ
シンプルな11のインタビューが面白い。
一緒に来た人は誰?、スカイツリーに来た回数は?、この後どこへ?、いい写真は撮れた?、スカイツリーを見てひとこと等。
皆さん、結構アクティブなんですね…この後東京タワーへ、レインボーブリッジへ、新宿へ、築地へ、鬼怒川温泉へ、福岡へ…という人も。
観光地のハシゴなんて疲れちゃうよ…^^;
国籍問わずここに来た人たちが、楽しそうに空を見上げて同じことをしていて平和だなぁ。
表紙のお母様たちが可愛いすぎるw -
あほらし
でも
愉快
私もスカイツリーの下へ行ったらやるね きっと
写真だけでなく何やら考察しているのもアホらしくていいな
≪ ああ日本 平和ボケだな 歳問わず ≫ -
スカイツリーの全景を至近距離からカメラや携帯に収めようとするばかりに、すごいことになっている人々。
皆さん幸せそうなのが、とってもいい。
できれば、そうして苦労して撮った素人さん達の作品を(出来不出来は気にしないので)同時に見せてもらいたかったな。
こんなに楽しそうに撮っているのだから、たとえスカイツリーのてっぺんが欠けてたとしても、スカイツリーと一緒に写り込んでいる家族や友達はきっと素敵な笑顔に違いない。
私自身はスカイツリーがやや小さく見えるような地域に住んでいるので、いつでも行けると思うと、いまだ近くに行ったことがない。
関係ないけど、30年来の友人が岩手県出身なのにわんこそばを食べたことがない、ということを最近初めて聞いた。
いつでも近くにある名所・名物ってそんなもんだと思う。
追記 後年、何度も街ラン等で行った。しかし展望台には2024年1月現在まだ上っていない。 -
p.42
臨床心理士矢幡洋先生へのインタビューから
(「テレビや雑誌などで見るのではなく、本物をこの目で見たい」=「アウラ」という理由もあるが)
「スカイツリーを写す」という行為自体が流行っているとみることもできますね。
「流行」であれば、高い建物に特別興味がない人でも、「流行に乗りたい」「乗り遅れたくない」という心理が生じるものです。
最近は、「ネット上で情報を発信したい」という欲求の高まりもあります。
「遠方で、直接見られない人にも伝えたい」という利他的主義と、「自分は直接見たんだぞ」という優越感の獲得がその目的。
中には、スカイツリー自体には興味がなく、単に「自分のブログに掲載する写真がほしい」という動機で撮る人もいると思いますよ。
裏を返せば、このような特別な被写体の写真を載せなければ、自分の生活には題材がない、という自信のなさもあるのかも知れません。
ぎく(^-^;)
スカイツリー近くの純喫茶、マリーナとHANAYAには行ってみたいなあ。行かねば。 -
くだらん〜〜笑
ほほえましい。 -
この被写体「東京スカイツリーを撮影している人」を見出したことが、この写真集の最大の功績です。
自分の姿をこの写真集に中に見つけて驚く人もいるのかな。自分が撮られていてもおかしくないな、と思う人はゴマンといることでしょう。
そういう意味では他人ごとでない写真集です。-
何となく判る気がする。。。
某ビルに、観覧車が出来た時。思わぬ場所から見えるのが面白くて、カメラを持ってたら写真に撮っただろうなぁ~と思って...何となく判る気がする。。。
某ビルに、観覧車が出来た時。思わぬ場所から見えるのが面白くて、カメラを持ってたら写真に撮っただろうなぁ~と思ってました。。。2013/09/20
-
-
東京スカイツリーをテーマにしているのだが、スカイツリー自体がどこにも出てこないという奇跡のような写真集。今やスカイツリーと同じくらい名物になっているのが、ツリーの全体像をカメラに収めようと格闘している人たちである。本書は、そんな人々による「決定的瞬間の決定的瞬間」ばかりを集めた一冊。
全132枚の写真とともに収められているのは、編集の妙である。各々の写真には撮影者のプロフィール(名前、年齢、住まい、職業など)、「アグレッシブ度」や「紳士淑女度」を表すレーダーチャートなど、どう役立てたらいいのか全く分からない情報が満載。この無味乾燥にも思える情報が、30人を過ぎたあたりから「へぇ〜 50代のサクラさんは、小物作りが趣味なんだぁ」などと、楽しめるようになってくるから不思議だ。
また、撮影者のカテゴライズも、状況別に「男子シングルス」「女子シングルス」「ダブルス」といった具合に、きめ細かく分類されている。ちなみに表紙で使用されているラインダンスのような一枚は「団体戦」にカテゴライズされているもの。この写真を見て「日本は平和だな」などと舌鼓を打った後には、「外国人枠」のパートが用意されているなど、随所に如才ない。
さらに、この撮影者たちの行動を解明しようと目論んだ、臨床心理士や押上整骨院院長へのインタビューも見逃せないだろう。
”日本人はウチとソトとを区別する傾向が強いです。撮影者にとって、スカイツリーの他の撮影者や通行人はソトの人に過ぎず、自分のどんな姿を見せようとも気にならない。つまり「旅の恥は書き捨て」的な心理が働きます”(臨床心理士・矢幡洋先生)
などのやり取りは、まだ分かるのだが、
”筆者:では、「首が痛い」とか「腰をひねりすぎて」(来院される)という方は………
院長:っていう方は…… 今のところはいらっしゃらないですねぇ。”
といったやり取りには、もはや確信犯すら感じさせる。本書ではこの他にも「周辺の気になる純喫茶を訪ねて」「こんなカメラマンは困る」など読み応えのあるコラムが盛り沢山だ。
一見ふざけているようでありながらも、東京スカイツリーがいかに大きいか、そしてどれだけ多くの人に幸せを届けているかという魅力を余すことなく伝え切っている点は、見事だと思う。外側からモノを語るとはこういうことかと、感心しきりの一冊。
次回作では是非、『東京スカイツリーを撮影している人を撮影している人を撮影している人…』などの深みにハマっていただくことを、切に願う次第。 -
写真
-
表紙に惹かれて、他にどんな面白いものが見られるかワクワク。たくさん写真が載っていましたが、表紙の写真が最高でした。
というわけで、もったいない1冊かな。
2014/7/19読了
笑っちゃいますよね。前からずっと気になっていた本で、今回癒やされたくて借りちゃいました。平和だわ〜。
笑っちゃいますよね。前からずっと気になっていた本で、今回癒やされたくて借りちゃいました。平和だわ〜。
その後は、深川を半日歩いて回りました。
その後は、深川を半日歩いて回りました。
全体像は難しそうですね。私も水族館まで行ったのですが、当時の写真が見当たらないことから諦めたようです^^;
くまさん...
全体像は難しそうですね。私も水族館まで行ったのですが、当時の写真が見当たらないことから諦めたようです^^;
くまさん、今頃になりましたが、目のこと、心配しておりました。お大事になさってください。