お手がみください

著者 :
  • 産業編集センター
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本棚登録 : 118
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863111356

感想・レビュー・書評

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  • しっかりしたいい話でした
    強くて
    優しくて
    残ります

  • 最後、泣かされちゃいました。
    『西の魔女が死んだ』を思い出しながら…

  • かずおばあちゃん大好きです。
    一所懸命に生きてきた強さと、優しさを感じました。
    年を重ねても自分の知る世界は米粒くらいのも。
    相手の立場や事象の背景を知らないまま判断することの
    怖さを忘れてはいけない。

  • 主人公は小学2年生の女の子・眞子。
    日々仕事に追われる両親からは放ったらかされがち。
    そんな彼女が心を通わせるのは、同居している曾祖母。
    ある時眞子は、ひいおばあちゃんとの手紙交換を思いつくが……。

    冒頭だけ読んでから寝ようと思ったのに、もうちょっとあとちょっと、と手が止まらなくて、結局残り15ページという所まで一気読み。
    帯で煽っていたほど「ひいばあちゃんの秘密」に意外性は感じなかったのですが、すれ違う家族たちのもどかしさや小学生特有の残酷さの放って置けなさに突き動かされて、ぐんぐん読み進めてしまいました。

    ちなみに私が生まれた時、曾祖母はどちらも既に他界していたんですけど、今年2歳になった私の娘にはいるんですよね、ひいおばあちゃん(私の祖母)。
    おばあちゃんとはまた違った距離感を持つひいおばあちゃん、長生きして娘の思い出にしっかりと残って欲しいなあ。
    なんて事も考えながら読んだ一冊でした。

    相手の「何が出来ないか」よりも、「何が出来るか」に目を向けたいものです。

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著者プロフィール

青森県出身。地元で勤務しながら創作活動を続ける。2014年『ジャパン・ディグニティ』で第1回暮らしの小説大賞受賞。2023年「バカ塗りの娘」として映画化。主な作品に『おひさまジャム果風堂』『お手がみください』『みさと町立図書館分館』『みとりし』『ペットシッターちいさなあしあと』『羊毛フェルトの比重』(すべて産業編集センター)、『藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房』(中央公論新社)など。

「2023年 『[新版]ジャパン・ディグニティ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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