ナショナル ジオグラフィックが見た 日本の100年
- 日経ナショナルジオグラフィック社 (2012年12月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863131859
作品紹介・あらすじ
1894年から2012年まで、ナショジオが書き、撮った日本に関する記事を集大成。
感想・レビュー・書評
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元社会科教師だったじいちゃんへのプレゼント本。
ナショナルジオグラフィックは創刊から6年後の1894年に最初の日本の記事(明治三陸大津波)を載せている。今は黄色い枠と鮮やかなカラー写真が特徴的な表紙だけど、当時の表紙は黄色い枠もなく文字が印刷されただけのシンプルなものだった。
欧米人の目から見た日本像。だけど偏見や過激な記事はない。戦中、戦後も同様。その時々の日本の暮らしや風習がこういうふうに世界に紹介されていたことに驚いた。ナショジオは良いメディアですね。
歴史の勉強は好きになれなくて、知識も全然なかったけど、今回は興味深く読むことが出来た。学生の教材にもいいんじゃないだろうか。出来事の羅列、文字中心の教科書よりも断然いい。その時々の人々の生活、出来事の積み重ねが歴史なんだということを認識されてくれた。
じいちゃんもきっと喜ぶだろう。昔話が止まらなくなるかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ナショジオの創刊6年後の1894年に初めて日本の事が記事に書かれ、1896年の三陸大津波が写真記事として取り上げられ「波が高さ24メートルはあろうかという真っ黒い壁に変身し、打ち付けるように岸に向かって襲いかかってきたそうだ。」と書かれている。
想定外の大津波が原発を、、、などと言っている場合じゃ無いんだ。
この本、明治のころから欧米人がどのように日本のことを見てきたのか、特に写真を通じてどのように欧米で日本を語ってきたのかが見えてとても面白い。 -
明治から、フクシマまで。
(まっきー) -
ナショナルジオグラフィック記者の文章に魅力を感じた
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19世紀末から21世紀初頭までの日本を、外国人(主にアメリカ人?)の視点で撮影した写真たち。
三陸大津波にはじまり、東日本大震災で終わるというのがなんとも…だけど。
やっぱり1950年〜80年代あたりが、もっとも日本の活力を感じられていいな。
2001年の捕鯨の記事が、思いの外日本に好意的だったのはちょっと意外だった。 -
写真
歴史 -
明治から昭和にかけてナショナルジオグラフィックに掲載された、外国人ジャーナリスト等による日本の紹介記事を集めたもの。ナショナルジオグラフィックは今でもしばしば読んでいますが、写真がとても美しく記事も興味深いものが多いので、読んでいて楽しいです。この本の明治から昭和初期にかけての外国人の日本に対する思いがとても良いのです。彼らが一様に書いている日本についての感想は勤勉、礼儀正しさ、清潔、美しい風景、決して豊かではないがとても幸せそうな子供達などがあり、そこに西洋人が学ぶべき生活スタイルが有るという論調です。今の日本と少し前の日本、どちらが良いというわけではなく、比較して色々考えてみたら面白いと思います。
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■写真を見るだけでも面白い。