本当にあった 奇跡のサバイバル60

著者 :
制作 : ナショナル ジオグラフィック  ベア・グリルス(序文) 
  • 日経ナショナルジオグラフィック社
3.48
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本棚登録 : 176
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863132269

作品紹介・あらすじ

映画『大脱走』『キャプテン・フィリップス』の実話は、もっとすごい。誘拐・航空事故・内戦・遭難・災害など、いつわが身に降りかかるかもわからない、絶対絶命からの生還。脱出ルートをたどる地図・図解当時の報道写真・資料を多数収録。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で見かけて、何気なく手にした。
    世界的にもよく知られた、過酷な状況からの60の生還劇が取り上げられている。
    時期、状況、期間、人数、リスク、装備などの項目を一覧にまとめ、写真や地図なども掲載、長いものでも6ページ程度にして、それぞれの事件や事故の概略や顛末がわかりやすくまとめられている。巻末の索引で、当該人物名や国、キーワードから個別の事件・事故を探し出すこともできるようになっている。
    生還者本人の自伝や取材などで書籍になったもの、さらにはそれが映画化されたものなども数多い。本で読んだことがあったものも結構あった。

    ちょっと残念なことが2点。
    ひとつめは翻訳が今ひとつであったこと。たぶん原語ではこの意味の単語が用いられていたのだろうが、そのままの直訳になっていて、本来の意図はこの直訳とは若干違ったところにあったのではないかな~と想像できる箇所もある。
    各月のナショナルジオグラフィックに掲載されたものをそのまま使用しているのだとは思うが…。

    ふたつめ。
    きっと大人の事情なのでしょう。この件はあの本だな、あの映画だな、とわかるものが多数あるのだが、具体的な名称が挙げられているものはそれほどなく、多くはそのタイトルは伏せられている。
    それでも、映画化されました、という表記はそれなりにあるが、書籍もあります、というのはあまり書かれていない。巻末に、参考文献として利用されたものは挙がっているがごく少数で、書籍があってもその事実の紹介さえないもののほうが多い。
    すぐ本を読んでみたくなる私としては、至極残念なのである。

  • 20ぐらいにまとめて欲しい。

  • 災害
    ノンフィクション

  • 様々なシーンに於ける、
    超絶・究極の絶体絶命のシチュエーションがこれでもかと載っている。
    自ら踏み込んで、そういう目に遭遇するのは、自業自得だとも言えるが、全くの不慮の事態は、いつ自分に起こるかと思うと、恐ろしいにも程があるし、恐らく生き延びられないだろうと思った。

    圧倒的に絶望しそうなエピソードの中で、フレデリック・チャップマン中尉のエピソードは唯一明るく、気の持ちようもここまでだと超人としか言い様がない。

  • 過去は16世紀の脱獄から、最近のものではハドソン川の奇跡まで、世界中のサバイバル事例が60件も書いてある。
    文字が小さいなど、文句を言う前に、カラーの図版も豊富で一気に読み進めてしまった。

    第1章 サバイバル
    第2章 脱獄
    第3章 戦争
    第4章 難破
    第5章 誘拐・人質

    いずれもよく生還できたものだ。

  • 色んな状況で生き残った人たちの話。
    自然とか災害とかだと基本的に何で生き残れたんだというのが多い。
    脱獄とか戦争捕虜とか、船での難破、誘拐された人なども。
    映画化されたりするのもわかるようなものばかり。

    目次が抽象的過ぎてわかりにくいのが難点かも。

  • 名誉のためだけに、北極、北方探検など犬ぞりをさせ食糧がつきたら犬たちを食べて生還とか腹が立った

  • ★☆☆☆☆

  • 3000メートル上空から墜落した少女は一人でアマゾンを歩き続けた・・・本来ならば命を落としてもおかしくはない状況からの奇跡の生還の数々。過酷な状況を生き抜くのは知恵・体力・運、そして何としてでも生きて帰るという強い意志です。(クッキー)

  • 自然災害、事故などの過酷な状況からどうやって生き延びたか。1編1編が映画の様な緊迫感を持って迫ってくる。ナショジオ編だけに、添えられている写真も綺麗。ただ人間を窮地に陥れるのも、その美しい自然だったりする所に妙がある。

    基本的に、いずれも運が良かった事例という事になるが、運を味方に付けるための智慧、決断力、実行力も必要不可欠。特に遭難中、漂流中、あるいは拘束中、彼等が日課や目標設定など、自分を律する事を心掛けていた点などには考えさせられた。サバイバルとは、人間の地金が出る場面という事なのだろう。

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