女教師のフランシスは過去の因縁から、ロンドンへは戻ることができない身の上だった。大叔母の家からパースへ戻る途中に、大雪のために宿に泊まることを余儀なくされてしまう。とてつもなく無礼な男と一緒に……。二人で過ごした一夜を、フランシスは「思い出」として扱い、ロンドンへ一緒にいくことを拒否。拒絶されたことのないルシアスは、彼女を忘れられないことは「プライド」の問題だと思いこもうとしていたが……。フランシスがまー何度も断る断る!(笑)それに対してのルシアスもアタックアタック!最後には、もー超絶ロマンチックな、それが祝福できる物語となっていました!面白かったー。
作中で、「にくよく」と「そうでないもの」を比較しているのもおおっ、と思った。なかなかそういうロマンスってなかったと思う。ロンドンで過去に起こしてしまったスキャンダルがあることをルシアスが推察できるだろーに、そこを調査する方向に行かないのかちょい不思議だったけど(笑)。ルシアスの妹たちも可愛らしかったので、そっちにも話広げてほしいなー。