十年屋 5 ひまな時もございます

著者 :
  • 静山社
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本棚登録 : 416
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863896079

作品紹介・あらすじ

このごろのお客様ときたら、呪われた花びんにささやくドクロと、魔法使いの腕が鳴る依頼ばかりだったのに、ワケあってみんな契約不成立。たいくつな十年屋をよそに、カラシは新しいお友だちに出会い…。全7話収録。

感想・レビュー・書評

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  • 子供と一緒に楽しんでる本。
    初っ端から素敵なお話で、心をギュッと掴まれた。花瓶の幽霊、優しい気持ちにさせてくれる。
    そして、おもちゃの旅立ち。男の子の人形への愛情と、手放すことで成長してる。うーん、素敵。。。

  • 今回の物語は十年屋さんが魔法を使う機会があまりありませんでしたが、とても素敵な作品でした!

    どのお話も読んでいてハラハラドキドキ!読み出したら止まりません

  • 【収録作品】プロローグ/1 花瓶の幽霊/2 ささやきのドクロ/3 行方不明の記憶/4 おもちゃの旅立ち/5 黒い泥人形/6 風邪の行方/7 銀行屋の秘密/エピローグ
    幽霊が取り憑いた花瓶、夜中にささやくドクロ、おばあさんの記憶、大事なおもちゃ、呪いの泥人形、風邪、と十年屋にはさまざまなモノを持った人々が訪れる。が、今回は誰も預けない。
    魔法使いたちの前では長い時も一瞬のようで、シリーズの前の巻に出てきた人たちが成長して顔を見せ、新たな人間関係を育み、……と読んでいて楽しい。

  • お客さんは来るけれど、いろんな事情で十年魔法を使う機会がありません…
    十年屋にも、ときにはそんな暇なときがあるんだね!

    依頼主の寿命1年とひきかえに、たいせつなものを十年預かってくれる十年屋。
    シリーズ第5弾!

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    十年屋にお客さんはくるけれど、結局、十年魔法の出番がないなんてケースもあるんだ!しかもこんなにいくつものパターンが?!と驚きました。
    魔法街の脇役たちの様子もチラホラ見え、それもまた、うれしくなります。

    人間の住む世界と魔法街の、ほどよい行き来があって、日常に軸足はおきつつも不思議な魔法の世界を見ることができるシリーズです。
    この十年屋シリーズは、ひねくれ者にはそれなりの末路が待ち受けてはいますが、心あたたまる展開になるお話の方が多いですし、なにより猫のカラシちゃんがかわいすぎるシリーズなので、オトナにも子どもにもオススメです。

    ※小学中学年から、ひとりで読めます。

  • 978-4-86389-607-9
    C8093¥1200E.

    十年屋 5 ひまな時もございます。

    作者:廣嶋玲子(ひろしま れいこ)
    画家:佐竹美保(さたけ みほ)
    発行所:株式会社静山社

    カバー袖より
    この頃のお客様ときたら、呪われた花びんに、ささやくドクロと、魔法使いの腕が鳴る依頼ばかりだったのに、ワケあってみんな契約不成立。その中で、たいくつな十年屋をよそに、カラシは新しいお友だちに出会ったようです。

    十年屋 5 ひまな時もございます。もくじ
    プロローグ
    1 花瓶の幽霊
    2 ささやきのドクロ
    3 行方不明の記憶
    4 おもちゃの旅立ち
    5 黒い泥人形
    6 風邪の行方
    7 銀行屋の秘密
    エピローグ
    --------------------------------
    このシリーズの5冊目で、十年屋とカラシの他
    前作までに出て来て、魔法街で暮らす人たちの日々の暮らしが垣間見れました。魔法使いでも、食べ物は必要で、買い物に行ったり、かわいいものが好きだったり。十年屋と顧客のストーリだけでない魔法街の雰囲気が形成されてきました。
    魔法街に住む魔法使いそれぞれの物語も膨らみそうです。きっと作者さんの頭の中には世界観が形成されていて、言葉になるのを待っているんだろうなぁ~、楽しみです。

  • 銀行屋、、、

  • 今回のは短編がたくさんあり、少しずついろんな話が楽しめました。執事の猫のカラシは可愛く、新しい魔法使いの銀行屋も出てきます。魔法使いのツルさんの素敵な恋も始まりそうな予感でした。

  • 今回の十年屋さんは預かり物は無しだけど,預からなくてもお話しが満載です。
    今回のお話しが一番好きかも。

  • 今回は品物を預けないお客様バージョン(゜_゜)だから十年屋さんは魔法が使えなくて退屈そう(^^;)でもカラシちゃんのお茶とお菓子はいつもどおり美味しそう♪(*^ワ^*)最後にはお金が無くなっちゃうけれど、銀行屋へ行って…この世界の魔法使いって何でこんなに可愛らしい人達ばかりなんだろう?(* ゚∀゚)

  • いまはこの本を読むタイミングではなかったようです。「十年屋」、新聞の広告欄をみて興味を持ちましたが、とくに感じるものがなかったです。

    いつかまた別の機会に読んで、ほかのレビュー主さんが感じたようなあったかい気持ちになりたいです。

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。『水妖の森』で第4回ジュニア冒険小説大賞、『狐霊の檻』で第34回うつのみやこども賞受賞。作品に『送り人の娘』、『おっちょこ魔女先生』、『盗角妖伝』、「怪奇漢方桃印」シリーズ、「秘密に満ちた魔石館」シリーズ、「十年屋」シリーズ、「鬼遊び」シリーズ、「妖怪の子預かります」シリーズなどがある。

「2023年 『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂1・2・3(3冊セット)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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