ブロッケンの森のちっちゃな魔女

  • 静山社
4.00
  • (4)
  • (6)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 65
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (105ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863896765

作品紹介・あらすじ

「ブロッケン」というのは、ドイツにある山の名前。毎年4月30日の夜に、悪魔と魔女が大集合するといわれる「ヴァルプルギスの夜祭り」で有名な山なんだ。この物語では、そんな山の森にすむ、ちっちゃなちっちゃな女の子ミニーが、どうぶつたちと力をあわせて、いろんな出来事をかいけつしていくよ。ミニーはちっちゃいけれど、とってもたよりになる子なんだ!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ブロッケンの森に住んでいるちっちゃな女の子が偶然手に入れた魔女の本。
    一生懸命勉強して、良い魔女になった女の子のお話。
    今度こそ、タイトルと表紙からイメージした通りのお話で、ほんわか優しい気持ちになれる。
    この作者さんの他の物語も読んでみたい。

  • 〇ドイツの小さな魔女といえばプロイスラーですが、新しくちっちゃな魔女が登場したようです。
    〇イラストが物語にぴったり
    〇対象年齢に悩む。お話が好きな子なら関係ないかな?

    1:ことのはじまり
     少しむかし、子ネコくらいにちっちゃな女の子ミニーが一人で住んでいました
     森の動物たちがお友達でさみしくなかったんですけどね。
     ある日、道に迷ったおじさんがやってきました。このおじさんが読み書きを教えてくれるというのです。ミニーがひろった『ブロッケンの魔女の魔法の本』でね
     〇おじさんはなんと詩人のハイネ!魔法の本で言葉を覚えて…、ちっちゃな魔女の誕生!

    2:危機いっぱつ
     お友達のコーボルトのヴィニーとブロッケン山の山頂に向かう列車に乗っていたら事件が!
     〇鳥がいっせいに羽ばたくところを絵で見たい

    3:魔女資格試験
     ミニーに「国際魔女協会・魔女技術監査部」からお手紙がきました。偽物の苦情が多いので魔女資格試験を行うというのです。
     〇試験管がゲーテ!ミニーには新しい魔女のお友達。

    4:小さなヤマネコ
     タカがヤマネコの子どもを連れてやってきました。事故に巻き込まれ家族をなくし傷ついた子です。ミニーと森のお友達は励まそうと一生懸命です。
     〇クリスマスのお話

    5:ヴァルプルギルスの夜
     ブロッケン山のふもとでヴァルプルギルスの夜のお祭り?!もう魔女はいないってハイネさんに聞いていたんだけど…。
     〇ホンモノの魔女さんのことたった一人だけ気付きました。

  • 中学年向け

    あたたかな気持ちになれる。

  • ドイツのブロッケン山に、子猫くらいの大きさの、ミニーという小さな女の子がひとりきりですんでいた。ひとりといっても、なかよしのどうぶつたちもいて、さみしくはない。ある冬の日、道に迷ったハイネさんという男の人がやってきた。詩人のハイネさんは、ミニーに読み書きを教えてくれた。家にあった本を使ったのだけれど、それは魔女の本で……。

    かわいらしい魔女のお話でほっこりする。翻訳された西村佑子さんはドイツの魔女について詳しい方らしい。
    このお話のなにがいいかって、地名などが実際にある場所だということ。これは、ドイツの子どもたちはきっとわくわくしながら読むんだろうな。それから、料理などの名前がそのまま出てくるところ。知らない海外の食べ物、読んでいてワクワクする。ももろさんの絵もかわいい。
    ドイツ語勉強中の私。原作読んでみたいし、ドイツにますます行きたくなってしまった。

  • 可愛らしい魔女のお話。読みやすく楽しいお話なので、本が苦手な子にもおすすめ。中学年から。

  • 2023.03.06

  • ドイツに実際にあるブロッケンという山が舞台。ちっちゃな魔女のミニーの活躍がかわいい。

  • 実在するドイツのブロッケン山を舞台にした、かわいい魔女のお話。お話も絵も全体的にかわいくて癒されるし、あっという間に読めてしまうので、ミステリー小説の間に箸休め的に読むのもおすすめ笑

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

原作 アレクサンダー・リースケ/ドイツの作家。ブロッケン山のふもとの町に住み、児童書のほか博物館や美術館にむけたドイツ史の解説本を執筆。そのほか、絵画、作曲など、さまざまな分野で活躍している。

「2022年 『ブロッケンの森のちっちゃな魔女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西村佑子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×