マイ・フレンド・マイケル

  • 飛鳥新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864101783

作品紹介・あらすじ

幼くしてマイケルに出会い、その後、専属マネージャーとしても苦楽を共にしたフランク・カシオ。人生をMJの間近で過ごした男が綴る、感動エピソードの数々。

感想・レビュー・書評

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  • 「スリラー」リリース後〜死亡までの25年間('1984〜'2009)、場所をカシオ家/ネヴァーランド/ワールドツアー/スタジオ/法廷に移しながら、筆者とMJ(マイケルジャクソン)が個人と個人の友情を深めていった様子が描かれている。
    Q.なぜこの本が世に出たか?
    A.MJの人となりを「正しく」世に伝えるため。MJもまた人の子ということ。

    …印象深いのは、「道を極める」ことの大事さをMJが筆者に諭すところと、MJの子育て論。私は映画「THIS IS IT」を見てからMJにはまりましたが、本書を読んで改めて尊敬の念を強くしました。MJのようなエンターテイナーとしての姿、父親としての姿、に憧れます。。

  • 2009年に亡くなったスーパースター、マイケル・ジャクソン。
    3年以上が経過した今でも彼の話題がメディアで紹介されているのを見て、「亡くなる直前に比べて、亡くなった後の方が評価が上がっているのかな?」と、感じたりします。
    彼についてはエンターテイナーとしての評価と、プライベート面での評判の落差が大きくて、それが彼の生命を縮めてしまったのかもしれませんね。
    そのマイケルジャクソンの、プライベートの面について書かれた本が翻訳されたと聞いて、読んでみることにしました。
    著者は、父の仕事の関係で4歳のときにマイケルに出会い、その後「ともだち」として家族ぐるみでつきあい、成長してからはマイケルの「側近」としてサポートしていたという人物。
    記録的売上のアルバム『スリラー』の成功によってマイケルの名声が頂点を極めていた1984年から、亡くなる2009年までについて書かれています。
    距離の遠近はあるものの、マイケルから多大な影響を受けて生活していた著者が、親しい人達との時間を楽しむマイケル、そして訴訟や金銭問題、健康問題に悩むマイケルの姿を、臨場感あふれる表現で記述しています。
    僕がこの本の、特に前半部分を読んで感じたことは、「この二人の関係は、”師匠と弟子”のすばらしい事例だなあ」ということ。
    本を読み自分で考えることを薦め、家族を大事にすることを子供に説くマイケル。
    子供の純真さを好みながらも、ただ自分が楽しむだけでなく、子供たちの未来を考えてさまざまな「メンター」としての役割を果たしていたということが、読み進めていくうちに理解できました。
    そのマイケルの心身に大きなダメージを与えたのが、1993年の幼児虐待に関する訴訟だったということを、著者は書いています。
    著者の目とフィルターを通して書かれた文章なので、真実の全てをあらわしているのかは分かりませんが、著者が書くマイケル像と、訴訟を含めた数々のトラブルの”裏側”の記述に矛盾は感じられず、「こういう事情だったのかなあ」と、僕は受け取りました。
    その面での意見は各種あるかと思いますが、それを除いても、傑出した存在の人物と、その人物に育てられた子供・若者の物語として、僕にとって学ぶべきところの多い一冊でした。
    成功した人物に対して、そこから何らかの利を得ようとする大勢の人が出てくるのは、避けられないことなのだとは思います。
    しかし、その成功を阻害するのではなく、さらに大きく育てるような社会に、進化していくようにしたいですね。

  • 『マイ・フレンド・マイケル MJがいた日々』フランク・カシオ・著 飛鳥新社
    フランク・カシオ (著), 西寺 郷太 (監修), 吉岡 正晴 (翻訳)
    http://booklog.jp/users/jwtdream/archives/1/4864101787


    単行本: 392ページ
    出版社: 飛鳥新社 (2012/6/19)
    言語 日本語
    ISBN-10: 4864101787
    ISBN-13: 978-4864101783
    発売日: 2012/6/19



    内容紹介
    マイケルファンが読みたかった、感動エピソードが満載!
    「これまで読んだマイケル本で、ナンバーワンの面白さ。 マイケルのことが、もっと好きになる! 」――西寺郷太(NONA REEVES)

    幼くしてマイケルに出会い、その後、専属マネージャーとしても苦楽を共にしたフランク・カシオ。人生をMJの間近で過ごした男が綴る「人間マイケル」の素顔とは?
    ・ネヴァーランドでの春休み
    ・家庭教師マイケル
    ・デンジャラス・ツアー中の驚きのエピソード
    ・仕組まれた少年虐待疑惑の真相
    ・子育てに没頭するマイケル
    ・カシオ家でのレコーディング秘話

    ~僕の家に来るときマイケルが一番楽しみにしていたのは、母の掃除を手伝うことだった。掃除機をかけるのが大好きだったのだ。「子どもの頃は兄弟みんなで掃除をしながら歌を歌って、終わる頃には1曲すごくいい曲ができたこともあったんだ」とマイケルは言った~(本文より)

    全米で昨秋発売、マイケルファンに絶賛されたベストセラーを、音楽評論家の吉岡正晴さん訳、「日本一MJにくわしいミュージシャン」西寺郷太さん監修で贈る日本版、待望の刊行!

    豪華カラー32ページに、未公開フォト多数収録!
    内容(「BOOK」データベースより)
    幼くしてマイケルに出会い、その後、専属マネージャーとしても苦楽を共にしたフランク・カシオ。人生をMJの間近で過ごした男が綴る、感動エピソードの数々。
    著者について
    フランク・カシオ (Frank Cascio)
    1984年、4歳にしてマイケル・ジャクソンに出会う。ネヴァーランドに招待されるなど、家族ぐるみの付き合いでマイケルと親交を深め、「デンジャラス・ツアー」に同行して世界中を旅する。十代後半からマイケルのパーソナル・アシスタントとして働きはじめると、のちにパーソナル・マネージャーに登用。2001年9月にマジソン・スクエア・ガーデンにて行なわれたマイケルのデビュー30周年記念コンサートの企画、2003年にFOXで放映された『裏切られたマイケル・ジャクソン~未公開テープが語る真実』のプロデュースなど、側近として数々の重要プロジェクトをこなした。現在は起業家としてミュージック・ビジネスなどに携わっている。

    吉岡正晴(よしおか・まさはる)
    1955年東京生まれ。慶應義塾大学商学部卒。音楽ジャーナリスト、翻訳家、DJ。ソウル・ミュージックの楽しさを広めるために「ソウル・サーチン」をキーワードにイヴェント、ラジオ、ウエッブなどを展開、情報発信中。著書に『ソウル・サーチン』(音楽之友社)、監修・翻訳書に『マイケル・ジャクソン全記録1958-2009』(ユーメイド)、『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』(ブルース・インターアクション)などがある。
    HP「ソウル・サーチン」
    http://www.soulsearchin.com/
    ブログ
    http://ameblo.jp/soulsearchin/
    西寺郷太(にしでら・ごうた)
    1973年東京生まれ京都育ち。早稲田大学第二文学部卒。ロック・バンド「ノーナ・リーヴス」のシンガーでありメイン・ソングライター。作詞・作曲家、プロデューサーとしてSMAP、V6、中島美嘉など多くの作品にたずさわる傍ら、マイケル・ジャクソン研究家として各メディアへの出演も多数。著書に『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』(新潮文庫)、『マイケル・ジャクソン』(講談社現代新書)などがある。
    www.nonareeves.com
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    カシオ,フランク
    1984年、4歳にしてマイケル・ジャクソンに出会う。ネヴァーランドに招待されるなど、家族ぐるみの付き合いでマイケルと親交を深め、「デンジャラス・ツアー」に同行して世界中を旅する。1999年、マイケルのパーソナル・アシスタントとして働きはじめると、のちにパーソナル・マネージャーに登用。2001年9月にマジソン・スクエア・ガーデンにて行なわれたマイケルのデビュー30周年記念コンサートの企画、2003年にFOXで放映された『裏切られたマイケル・ジャクソン―未公開テープが語る真実』のプロデュースなど、側近として数々の重要プロジェクトをこなした

    吉岡/正晴
    1955年東京生まれ。慶應義塾大学商学部卒。音楽ジャーナリスト、翻訳家、DJ。ソウル・ミュージックの楽しさを広めるために「ソウル・サーチン」をキーワードにイヴェント、ラジオ、ウエッブなどを展開、情報発信中

    西寺/郷太
    1973年東京生まれ京都育ち。早稲田大学第二文学部卒。ロック・バンド「ノーナ・リーヴス」のシンガーでありメイン・ソングライター。作詞・作曲家、プロデューサーとしてSMAP、V6、中島美嘉など多くの作品にたずさわる傍ら、マイケル・ジャクソン研究家として各メディアへの出演も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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