ワタミ・渡邉美樹 日本を崩壊させるブラックモンスター (コア新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864366892

作品紹介・あらすじ

いまやブラック企業の代名詞となったワタミ株式会社の創業者・渡邉美樹。彼がワタミで作り上げた理念経営とは、「夢」「やりがい」「仲間」などという綺麗な言葉で労働者を洗脳し、骨の髄までコキ使う。そんな地獄の労働システムだった。本書はそんな理念経営が、ワタミの事業拡大とともに外食産業のみならず、介護界、教育界に伝播、それぞれをブラック化させていく様を紹介。国会議員にまでなりおおせた渡邉美樹という存在について検証する。

感想・レビュー・書評

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  • ブラック企業は労働者を搾取するだけでは終わらない。労働者を酷使して消費者には良質なサービス提供は成り立たない。ワタミでは「語らい処 坐・和民」三軒茶屋駅前店が20名の発症者を出すノロウイルス食中毒事故を起こした上に隠蔽工作まで行った(林田力「都知事選出馬の渡辺美樹・ワタミ会長の経営の評価」PJニュース2011年2月21日)。ワタミの介護では死亡事故が複数件起きている。ここにおいてワタミ不買運動の声があがっている。ブラック企業に飲み込まれないために不買運動の精神が有効である。

  • ワタミの実態の一面を垣間見れる書

  • 2016年9月26日読了

  • 著者の怨念が凄まじい。これほど憎まれるのもカススマの証か。私もワタミには行きません。

  • 今や、ブラック企業で有名になった居酒屋。その経営のトップである渡邉氏の姿を描いた本書。

    居酒屋に始まり、介護や教育の分野まで拡げている氏ですが、その勢いに追随するように不評の声が聞こえるのも事実。

    そんな、事実を著者があらゆる面からレポートした渾身の一冊。世間のイメージと実際の素顔、それらの内容は読む事にどんなものか分かります。

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著者プロフィール

1972年生まれ。ノンフィクションライター。AV女優や風俗、介護などの現場をフィールドワークとして取材・執筆を続ける。貧困化する日本の現実を可視化するために、さまざまな過酷な現場の話にひたすら耳を傾け続けている。『東京貧困女子。』(東洋経済新報社)はニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞ノミネートされた。著書に『新型コロナと貧困女子』(宝島新書)、『日本の貧困女子』(SB新書)、『職業としてのAV女優』『ルポ中年童貞』(幻冬舎新書)など多数がある。また『名前のない女たち』シリーズは劇場映画化もされている。

「2020年 『日本が壊れる前に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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