海のグレートジャーニーと若者たち—4700キロの気づきの旅
- 武蔵野美術大学出版局 (2013年3月15日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864630085
作品紹介・あらすじ
黒潮に乗って人々はどのようにして日本にやってきたのかを辿る"海のグレートジャーニー"。太古の人々がしたように、木を伐り、カヌーを作り、帆を織り、縄を綯い、星を見ながら航海に出よう。ひとりで経験するのはもったいない。50年後も生きている若者に、手触りや、匂いや、熱や、ほこりや、雨や、光や、風を伝えたい。旅の準備から航海まで、プロジェクトに関わる若者たちの「気づき」に寄り添う関野吉晴の1130日間。探検家のあらたな境地をひらく。
感想・レビュー・書評
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人間の知恵とは何かを考えさせられる一冊。
舟を造る道具から作る、と言う点では非常に古式ゆかしいが、そのために全国とアジアを文明の利器である交通機関で飛び回る、と言う点では非常に現代的な旅。
しかし、豊かになったのはよいが、人間が地球の自然の一部であることを実感するために、こうまでしなくてはいけないのが現代の先進国における不幸なのかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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