- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864720700
作品紹介・あらすじ
年間2万5000人の患者を診察し、300冊の「健康本」を読破した上で導き出した、インチキ健康法にだまされない方法。
感想・レビュー・書評
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医師が、有名健康法に対してツッコミを入れ、信頼度を評価しています。
私自身、「医師が推奨する有名健康法」というだけで、無条件に信用してしまう傾向があるのですが、この本を読んで、その怪しさ度に納得しました。
この本では、ツッコミポイントが、明確になっています。
①○○するだけで××できる
②よくなった例しか紹介されていない
③デメリット、副作用は記載されているか?
④根拠に無理があるか、まったく根拠がない
⑤動物実験レベルまでしか証明されていない
⑥著者の専門分野が違う
⑦「だれ得?」を見極める
⑧参考文献リストがない
⑨論文発表されていない
これからも新健康法は続々と登場することと思いますが、その時に「本当に証明されているの?」と一歩立ち止まることができるようになります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
巷にあふれかえるインチキ健康本や健康食品を切れ味鋭く一刀両断。今まで医師たちがわかっていながら口にしなかったことをハッキリいってきれたものだ。新谷本、安保本、石原結實本などかなり売れている本までインチキだとハッキリ言っているのはなんとも気持ちが良い。結局、科学的に証明されている長寿の秘訣は、カロリーを摂り過ぎないこと。禁煙。適量の飲酒。バランスのとれた食事。運動すること。
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現役の医師が、現在ヒットしている健康法から、過去の大ヒットした健康本などにツッコミを入れながら、本当の健康とは何かについて語っています。
エビデンス(科学的根拠)が無いものが日本で、まかり通っていている事実を知るとともに、その情報に惑わされず、正しく情報を判断するための思考法を学ぶことが出来ます。
やはり、健康には王道しか無いと言うことが分かる本です。 -
万人に効く健康法はない。
特定のものを摂り続けて健康になることは皆無。
多くの人に効く健康法は、結局は以下のこと。
・禁煙
・適度な飲酒
・適切な食生活
・運動 -
勝間和代が薦めていたので読んだ。1日で読了。「宿便が諸悪の根源」「高体温で免疫を上げる」など、本当だと思っていた。「医学的には宿便などありえない」「どちらかといえば低体温の方が長生き」。要するにケースバイケースで、考えてみれば当たり前の話だ。