【小説16巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員4」 (本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~)

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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864727242

作品紹介・あらすじ

2022年春TVアニメ第3期放送決定!シリーズ累計500万部突破!(電子書籍を含む)

感想・レビュー・書評

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  • ヴァイスシュバルツの衣装で、
    刺繍をしたくないために、色々とやっちらかす。
    あと、”実母”の里、ハルデンツェルでのやっちらかし。
    あと、下町でのエントヴィッケルン(魔法での瞬間撤去&建築)
    おもろいねぇ。

  • ふたたび貴族院に戻るまでの小休止というか、おだやかな巻。

    久々に本の知識を活かした、新しい技術が登場。
    現世と異世界のすり合わせがおもしろいところなので、こういうエピソードが増えてほしい。

    すり合わせといえば、恋愛小説の常識の違いにも笑ってしまう。

    ユルゲンシュミット全体に話が広がり、壮大になる反面、やや説明的。

    〈神殿〉の見方が変わりそうな巻。

    最後の4コマが、変わらずたのしかった。

  • 前半は気になってた対抗戦の結果発表、そしてヴィルフリートとの婚約発表で周囲との情報共有が行われた。
    なんかこの話、だんだんお仕事系ファンタジーになってきてるな。
    祈念式や刺繍といった神殿関係、貴族関係のワードが連なる中、下町の浄化作戦はマインと下町関係者がよく連携が取れてて良かった。
    他領とエーレンフェスト内の文化レベルにもいろいろと違いが見えてきて、それも面白い。

  • ローゼマインはお掃除魔法「ヴァッシェン」を習得した!
    髪乾かす必要がなくてすごく便利で実に欲しい…。

    領地の発展のため、下町の整備、印刷工房増設、神殿の儀式の見直し、廃れた染色技術の復活と大忙し。

    刺繍(花嫁修業)から逃げたいローゼマインが刺繍の代わりに魔法陣柄に染めればいいじゃない!と、友禅染…は糊がないから、ろうけつ染めで試みる。

    折角ならと、ろうけつ染めをギルベルタ商会に伝授したら、領主の養女の衣装専属を決めるコンペ大会が開催されることになるし、
    魔法陣を描くインクを作ったら浮き出るペンのごとく謎の効果が出るし、
    ハルデンツェルの祈念式で、神殿長の聖典と解釈が違うことを指摘したら、魔法陣が現れてあっという間に春がやってきたり…。
    春の素材の採集の泉も男子禁制だったし、春の女神は女性びいきなのかな?

    なんで神殿が忌避されるようになったのかは不明だけど、ユルゲンシュミットでは、魔術を行使する際に神の名前=ただの呪文だと思われている。儀式も収穫量のための魔力の充填という意識が強そう。
    でも魔術のない世界の記憶があるローゼマインにとって、物理法則が同じなのに魔術という不思議事象が起こる=神の祝福が実在するということで、それが祝福の出やすさに繋がっているのでは。

    今回の別視点は父親ギュンター。挿絵でもちょっとばかり年を取っていて、プロの描き分けスゴイ…!
    ギュンター以外の兵士たちのローゼマイン人気士長が右肩上がりなのは、おこずかいをくれるし、お貴族様なのに横暴じゃないし親しみを持って話しかけてくれるし、あとギュンター士長の教育もあるのでしょう(笑)

  • 領主会議は心配していたよりもスムーズに進められたようで一安心でした。その裏で神事を行うローゼマインたちも特に大きな問題を起こすことなく、順位を上げたエーレンフェストのために粛々と準備を進めます。
    いよいよ、他の領地から承認がやってくることになり、ローゼマインが創りだした様々な商品が中央へと広がってゆきます。印刷業が進み、さらに本が増えることを祈るばかりです。

    心配なのは、相変わらず暗躍しているジルヴェスターの姉、ゲオルギーネです。彼女なりの「正義」があるのかもしれませんが、どうしてもローゼマインの側から見ることになりますから「悪女」のイメージがぬぐえません。
    貴族院での二年目がはじまると、また波乱があるのでしょう。彼女の娘・ディートリンデの存在も不安要素ですが、持ち前の起点と魔力でぎゃふんと言わせてほしいと思います。

  • ローゼマインの書いた恋愛小説が破廉恥扱い
    エルヴィーラの恋物語はやたらと神々を称える描写があったけど、実は恋愛表現だったというね
    その様をインド映画のように例えるのは感覚としてよくわかる


    ハルデンツェルでの祈念式
    古の儀式で行った祈念式で春の訪れが早まるのであれば、クラッセンブルクの収穫量が増えて、ダンケルフェルガーとの順位争いの元になる未来が見えるなぁ
    エグランティーヌ様がアウブクラッセンブルクから何かと要求されそうで大変
    でも、新たな立場で得た強さとしたたかさで何とかやり過ごしそうな気がする


    ギーゼルフリートのSS
    レティーツィアとヒルデブラントの経緯
    ヴィルフリートの婿入りを望んでいた理由などよくわかる
    この時点でフェルディナンドへの着目があったのですねぇ
    何というか、全てゲオルギーネの掌の上な気がするんですが……ゾワゾワ
    情報を上手く使って人の思考を導く能力が怖い

  • これまでの経過などをまとめている内容が多かったです。読みどころは表紙と折込の絵になった、エーレンフェストの下町の作り替えでローゼマインが放った魔法と、ハルデンツェル(エルヴィーラの出身地)の祈念式でやらかした奇跡でした。
    次はまた貴族院にもどるかな?染色事業もどのように動いていくか、見守りたいです。

  • ローゼマイン視点からだと相変わらず分かりにくいんですが、貴族院から帰ってきた後も少しずつ周囲とずれた方向に進もうとしちゃいますね笑
    それらの行動が、結局「聖女らしい」の評価に収束してくのが不思議です。
    そんなほのぼの回な巻でしたが、随所に不穏な空気も感じます。とりあえず、次巻で婚姻がどの方向に向かっていくのか気になります。

  • 領主会議の報告、いよいよアーレンスバッハから
    嫁という名のスパイ工作員が送り込まれる
    政治闘争が今後複雑に入込む、よくも複雑なパワーバランスの政治状況を描いたものだ・・・ヴィルフリートとローゼマインの婚約がなされてなければ窮地に堕ちる事が分かり易く、エーレンフェスト国内の派閥争いも必然的に導き出される作者の力量たるや・・・正直、フアンが作成したサイトをカンニングして追付いている
    旧ヴェローニカ派の恐怖におびえるエーレンフェストと読者

  • 貴族院から帰ってきても忙しいね、ローゼマイン…
    ヴィルフリート、婚姻のところもっとちゃんと考えな!?と思っちゃうね。
    あと、ギーべ・ハルデンツェルの混乱と焦燥に同情しちゃう。具体的にどうしていくかを考えないといけない人は大変だ。
    エントヴィッケルン、みんなよくがんばりました!!(Web版読了済)

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著者プロフィール

香月美夜(かづき みや)
小説家。1月22日生まれ。中学2年生の頃より小説を書き始め、社会人となり結婚後、子どもの世話がひと段落してから執筆を再会。2013年より小説投稿サイト「小説家になろう」で『本好きの下剋上』を公開して人気作品となる。2015年にTOブックスより書籍化され一般誌デビュー、シリーズ化される代表作になる。同作シリーズは累計100万部を突破し、「このライトノベルがすごい! 2018&2019」2年連続第1位に輝き、テレビアニメ化も決定した。

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