- Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864841856
作品紹介・あらすじ
古い蔵で手作りみそを作る家に生まれたジュンは、お父さんから「もっとみそに興味を持って」と言われるのがいやでたまりません。
そんな時、ロンドンからの転校生、ユキちゃんに「蔵を見せてほしい」とたのまれます。
これがきっかけで、ジュンの心はだんだんと変化して…。
ジュンがみそ蔵で思いついたアイデアとは?
感想・レビュー・書評
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読書感想文コンクール課題図書 中学年の部
https://www.dokusyokansoubun.jp/books.html
代々続く味噌屋の一人息子で跡取りを期待されているジュンくんは「味噌に興味ない。もっとカッコいいものがいい」と思っていたけれど、帰国子女のユキちゃんから「お味噌大好き!蔵を見学させてほしいの」と言われて、味噌を見直し、自分から味噌の可能性を広げていくようになります。
避けていたものに向かい合って、自分で可能性を広げるという成長ストーリーです。
お味噌の歴史、作り方、今現在のお味噌の状況などもわかりやすく書かれています。
…ちょっと話がトントン拍子に進みすぎ…、みんな物分りが良すぎ…という気がしないでもないのですが(^_^;)、避けていたものも、見方を変えれば自分で新たに広げることができる、人々が大事だと思っているものをもっと良いものにしたい、という気持ちが感じられて、全体的にはとても良かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ジュンが、みそ蔵の子どもだったのがいやだったけど、ロンドンから転校してきたユキちゃんとの交流でみそを好きになった。
ジュンは、みそは古くさいと思っていて、洋風なものが好きだった。でも、ユキちゃんは和食が好き。みそは日本の食文化の中では大事な伝統食品で、おいしいし、身体にいい。ジュンはユキちゃんのおかげで、みそがすごいものだと気づけた。自分ではわからないけど、よいところに気づけることってよくある。そういう友だちの関係もいいなと思う。
最後にみんなでお店を開いたのが好きだった。
ぼくはみそが大好き。おみそしるも作ったことがある。これからも毎日食べたい。(小6) -
小学校中学年向きの児童書だけど、内容はみその作り方やみそ業界の課題と対策などもうまく盛り込まれていて、みそ屋さん必読の一冊(笑)。みそ屋に生まれたのが嫌だったジュンは帰国子女のユキが蔵を見たいといいだし、これがきっかけでジュンの気持ちも変わっていきます。
大人の私が読むとオチは読めちゃうのだけど(嫌ですね、人生経験が長いと疑い深くって(笑))ちょうど小学校3年生の国語の授業に「すがたを変える大豆」と言う話が出てきます。それに関連して、みそにスポットをあてたこの本が読まれるといいなあ。 -
2023年読書感想文課題図書·中学年
四年生のジュンの家はみそ蔵をやっています。ジュンはそれが嫌でたまりません。幼稚園から友だちの小林太郎には、みそっ子とからかわれるので、うちの事を話すのも嫌なのです。でも、ずっとイギリスで暮らしていた転校生のユキちゃんは和食もみそも大好きで、ジュンの家のみそ蔵を見たいと言います。ユキちゃんに興味を持ってもらったり、味を誉められたりしたことで、ジュンはみそや家業と向き合い始めるのでした。 -
目次 10話
好きで味噌屋にうまれたわけじゃない
と思っているジュンくんが
帰国子女のユキちゃんと過ごすうちに
味噌屋を見つめ直す物語
味噌の情報が多くて
ひみつシリーズのような雰囲気
冒頭、くるっと机を回して給食の班を作る
本編と関係ないけど...
この本が課題図書になっている学年は
たぶん、経験がない-
給食の机合わせに、懐かしさと、コロナ禍の子は経験がないことに気づかせていただき、確かに〜と笑ってしまいました。給食の机合わせに、懐かしさと、コロナ禍の子は経験がないことに気づかせていただき、確かに〜と笑ってしまいました。2023/05/27
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2023読書感想文コンクール課題図書
中学年の部
みそ蔵なのにライスボール?と思ったら、
異文化交流ものでした。
味噌屋に生まれて、「味噌なんて古臭くて嫌だなあ」と思っていた主人公の気持ちの変化が描かれる。
小3国語の大豆の単元に絡めて紹介できそう。 -
生まれる家は選べないが、家業にしたしむことが、できるといいね。
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味噌の営業本です(笑)
主人公の成長よりも、味噌の歴史や栄養等の特徴、そしてレシピの方が印象に残ります(笑)
味噌の解説が長いせいか、物語としては山場が物足りないように感じてしまいました。
和食文化を見つめ直すきっかけになる1冊だとは思います。