いつもの旅先

著者 :
  • 幻戯書房
3.50
  • (0)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 16
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864880411

作品紹介・あらすじ

おっとりとした地方都市、北国の素朴な温泉宿、シチリアの小さなレストラン…旅の思い出を中心に、めぐりゆく季節への感懐を綴る。没後1年、未刊行エッセイ集・第3弾。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 没後1年。未刊行エッセイ3作目。
    まだまだ読んでいたいと思わせる一冊。

  • やっぱり良いねぇ

    幻戯書房のPR
    「没1年 常盤新平さんを悼む 
    埋もれていたエッセイの書籍化第3弾(生前最後のエッセイ集 明日の友を数えればを加えると第4弾)

    感じのいい喫茶店や酒場のある町は、いい町なのである。それはもう文化である

    おっとりとした地方都市、北国の素朴な温泉宿、シチリアの小さなレストラン……旅の思い出を中心に、めぐりゆく季節への感懐を綴る。

    本文より「温泉は大好きだが、年とともに生来の物臭がこうじて、乗物がだんだん億劫になっていた。けれども、誘ってくれる人がいれば、話は別だ。
    一度だけでもうたくさんという街や食べ物屋も料理もあるが、一度気に入ったら、私はなんどでもためしてみる。そうでなければ、街も食べ物屋も料理 も知ったことにならないだろう。
    「ミケーレ、マイ・フレンド」
    つい気障なことを言ってしまった。けれども、ミケーレは目を輝かせて私をじっと見た。そして私の手を強く握った。私の気持がこのシチリア人に伝 わったことがわかった。」」

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1931-2013。岩手県生まれ。長年にわたってアーウィン・ショーなど現代アメリカ小説やニュージャーナリズム作品を数多く紹介してきた名翻訳家。86年、自伝的小説「遠いアメリカ」で直木賞受賞。洗練されたエッセイにも定評がある。

「2022年 『新版 O・ヘンリー ラブ・ストーリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

常盤新平の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×