domarinさんの感想
2016年2月1日
シークレット・インベージョンの空白を埋める話だが、「マイティ・アベンジャーズ」が出てくる話というより、「マイティ・アベンジャーズ」誌の中でのスクラルの陰謀に関わる点を描いている作品である。 具体的には、エレクトラとハンク・ピムの入れ替わりに関わる話が当てはまるが、ピム周りは最後の回も踏まえて非常に切ない仕上がりで良い。ピムに入れ替わったスクラルの話もなかなか興味深く、ピムというキャラクターをよく深めている。この先再起したピムがどう動くかによってさらに評価は変わるか。 フューリーの部隊の結成秘話は純粋に読みごたえがある。ここまでの話でも少しずつ出ていたデイジーが重要なポジションで動き回るので注目だ。
●ブライアン・マイケル・ベンディス[作]……『アルティメット・スパイダーマン』『ニュー・アベンジャーズ』『シークレット・ウォーズ』などの人気タイトルを手がける売れっ子ライター。 「2023年 『インビンシブル・アイアンマン:ザ・サーチ・フォー・トニー・スターク』 で使われていた紹介文から引用しています。」