- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784865061567
作品紹介・あらすじ
奥山由之は、ふつうは見過ごしてしまいそうなどんな片隅からも、散らばった世界の要約を拾い上げる。それらに場所や時間は関係なく、実にシンプルな彼の一定した視点のみが共通して記憶に残る。この世界の色、かたち、光、ぜんぶ。どの任意の一枚にも写っている。
感想・レビュー・書評
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①日常から非日常をうまく切り取る、
といっても、その切り取り方がすごい。水しぶきや、なにか空中に投げ出されたモノ、走ってる人はもちろん、止まってる人やモノでさえもその前後での過程を意識させられるような写真が多く、基本的にダイナミックに見える。
②作品への介入の仕方
自分がいままで写真集をみたとき
例えば町中を切り取った一連の写真を見ても、カメラの手前の"撮影者"が作品から透けて見えてくるような印象を受けることはあるが、それは「素材(人とかモノ)を下支えしてる」ような見え方で
この写真集は「素材と協力してる、一体になってる」
素材に思いっきり介入していって、なんなら①で動いてるものを切り取ってるというより"自在に動かしてる"くらいの印象。その動かし方のセンスがめちゃくちゃあると思った。
実際どういう風に撮ってるんだろう詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
杉咲花ちゃんがおすすめしていた本だったので、気になり読んでみました。
花ちゃんはこの写真集を見て何をどう感じ取ったんだろうと考えるのが楽しかったです。
私にはなんだか難しい感性だなと思っていましたが
1枚だけビビッとくる写真と出会いました。
本当に見た瞬間、わぁ!と心が跳ねたのです。
今日はもう夜遅いので部屋が明るい時に
写真を撮って保存しておこうと思います。 -
ロックバンド「くるり」のジャケ写をはじめ,ポカリの広告写真や映像,MVの監督作などを通じておそらくいろいろと目にしてはいたけれど,写真集をまとめて見たことがなかったので図書館で借りて読んだ.
非常に映像的でスナップショットというか映像の静止画を見ている感覚とストリート写真感がシグネチャーな印象. -
なんていうのかな、言葉にできない
とにかくスキ -
ついカーテンのスマホケースを買ってしまいました。
スプーンのシャアってやつが好き。
日常のなにげない美しさにグッときます。 -
これ 誰か 本気で買って欲しい(笑)
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代官山蔦屋書店で見かけて。店頭のサンプルを一度立ち読みし、しばらくして戻ってきてもう一度通読し、やはり欲しくなり。結局買ってしまった一冊。買ってからも、パソコンの横に置いて、何ページか必ずめくってしまう。「この世界の色、形、光、ぜんぶ」という帯。都会の人の営み。色とりどりの。トランペットを吹く人。雪を漕いでいる人。更地の真ん中にソファを置いてくつろぐ三人の男。水を弾くスプーン。それぞれはつながりを持たないように見えて、そこにある。その様々なシーンを楽しむ。もっともっとたてばなぜこんなに惹かれたかわかるのかもしれない。
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