おうちで作る プレミアム食パン

著者 : 高橋雅子

• パルコ (2019年6月28日発売)

感想・レビュー・書評

[ノンノンさんの感想 · 2022年3月22日]

美味しいです。ホームベーカリー中心に作っていますが、きめも細かくできて、家族にも好評です。手こねにも挑戦したいです。

[akiuwaさんの感想 · 2022年3月5日]

[墨田区図書館]

母の勧める「はじめてでも失敗しない絶対おいしい! おうちパン教室」を探すにあたって、カーリルで「おうちパン」と入力してヒットした中にあった類(おうちパン関係)書。表題ではうたっていないものの、近年流行っている"生食パン"を髣髴とさせる表紙の写真。乃が美監修のHB用のレシピなども既に手元にあるけれど、それに通じるものがあるのかどうか見てみよう。但し、この本自体はHB利用ではなく手ごねかもな。

本書は2部仕立てで、前半はてごねレシピ、後半はホームベーカリー用のレシピだった。とても質の良さを感じる仕上がりの写真たちで作製意欲も刺激されたんだけれど、記憶力がなく違いも知覚しづらい素人としては数点残念だったのは、、、、

・全レシピでの仕上がり断面一覧を、「各レシピ名の掲載」と共に一瞥出来る形で掲載して欲しかった！
目次欄にそれっぽい一瞥写真は掲載されているものの、一部な上にどれがどのパンかわからない、、、自分で作っても計量やこねなど仕上がり具合が「正解」になるかはわからないし、作者の「正解」で仕上がり違いを見てみたかった。

・各レシピ紹介時に、「基本レシピと何がどう違うのか→だからどう違う仕上がるのか」を毎回基本レシピ＆仕上がり写真を並列掲載＆説明で示してほしかった！！

・もしくは、基本レシピとではなく、似ているレシピとの比較/差異紹介をしてほしかった！特にリッチ系を好む自分としては、「ふわふわプレミアム」「しっとり生クリーム」「なめらかホテルブレッド」「パンオレ」あたりで四苦八苦。もう生クリームなんていったら、液体全部を生クリームにするとか、パンオレ基準の一部生クリーム差し替えくらいでいいのではなんて考えてしまうのにこのレシピとなったのは、乳成分のみの水分となってしまうと生地が重くなってしまうからとか、材料費の問題とか、「何が理由でそう落ち着いた」のかを知りたかった、、、各レシピ修正のふり幅や変化方向が自分の想像と異なっていて色々自問中。

でもとても興味深い本だったし、いくつか挑戦してみようと思えた。特にデニッシュ系や、ブリオッシュ食パン。ブリオッシュ型を持っていないのでマフィン型でそのうち焼くかと思っていたけれどちょうどあるパン屋でもブリオッシュ生地の食パンをゲットしたところだったので興味津々。

そういう意味ではレシピ感や本の見た目はほぼ同時に借りてきた「ホームベーカリーでプレミアム食パン」の方が好きだったけれど、本書の方が参考になるレシピが多くて良かった。

著者プロフィール

高橋雅子日本ソムリエ協会認定ソムリエ。パンとワインの教室「わいんのある12か月」主宰。パン教室の先生とパン作りを楽しむ全ての方のためのサイト「ブレッドリパブリック」運営。テコナベーグルワークス店主。近著に「ホームベーカリーで作るプレミア食パンとハイブリッド食パン」（PARCO出版 ）など著書多数。書籍、雑誌、企業へのレシピ提供など幅広く活躍中。

「2022年 『すぐおいしい　じっくりおいしい　ワインつまみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」