Pastel

  • 左右社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865282894

感想・レビュー・書評

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  • 母がこの方の著書にハマっているので、購入してみた。
    私の知ってる景色たちが見事なパステル画で表現されてる。
    ピカソを思わせるような独特なタッチ。
    強い日差しや、水辺の柔らかな空気。
    草の匂いや海の匂いまで伝わってきそう。
    パステル画初心者とは思えない豊かな表現力。
    何度も繰り返し繰り返し眺めてしまう。
    陶芸や畑を通して著者が感じてきた地球の鼓動が、どくんと伝わる画集。

  • Twitterの坂口さんの呟きで見るものだったから一番の印象は「解像度高いな!」だった(それはそう)
    粗さ、質感が見える。それはそれで。

    パステルってこんな表現ができるのか、その場の空気を描いていると言われるのは分かる気がする、と思いながら見ている。

    それに加えて、いや割とTwitterなどで聞いてることだけど、ご本人の 描いた絵は一枚も捨てたことがない、毎日驚異的な速さで描く、絵の買い手がお金に困ったらいつでも売値で買い戻す、とんでもなく気負いなく描く、等の姿勢が興味深すぎて目が離せない。どうなってんだ。

  • 坂の上、というようなタイトルだった気がする。B4で厚いパステルの画集である。いかにもパステルといった絵もあるが、表紙の絵は写真とみまごうばかりの絵である。すでに色が配色されている紙にパステルで絵を描いている。背景は青が多い。

  • 解放されていく。日本の南の風景。

  • 独立国家のつくりかた独立国家のつくりかたや、隅田川のエジソン隅田川のエジソンで有名な坂口恭平さん。

    生粋のアーティストで、文章、歌、絵と表現全てがかっこよく、才能豊かな方である。

    言葉もぶっ飛んでいて、意志の強い強い言葉をメディアで発することも多い。
    自殺志願者には死ぬ前に電話をかけておいでと、自分の携帯電話の番号を公開し、言葉交わす「いのっちの電話」の取り組みをまとめた苦しい時は電話して (講談社現代新書)も、彼の意志の強さを感じる作品だ。

    そんな坂口恭平さんのドローイングをまとめた本がGOD IS PAPERで、装丁も含めてとても魅力的な本なのだが、今回のPastelは彼のパステル画をまとまた作品集。

    彼の絵は不思議と僕の心に響く。
    その理由はなんだろうと考えていると、あとがきに書かれているエッセイを読むと納得した。

    坂口恭平というアーティストの魅力が詰まった作品集。

  • 見るという行為の探求の本。

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著者プロフィール

1978年、熊本県生まれ。料理家、作家、建築家、音楽家、画家。2001年、
早稲田大学理工学部建築学科卒業。2004年、路上生活者の住居を収めた写真
集『0円ハウス』を刊行。2008年、それを元にした『TOKYO 0円ハウス 0円生
活』で文筆家デビュー。2014年『徘徊タクシー』で三島由紀夫賞候補、『幻
年時代』で第35回熊日出版文化賞、2016年『家族の哲学』で第57回熊日文学
賞を受賞。著書に『cook』『自分の薬をつくる』『お金の学校』『ゼロから
始める都市型狩猟採集生活』『現実宿り』『よみぐすり』など。

「2022年 『中学生のためのテストの段取り講座』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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