- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784865292343
作品紹介・あらすじ
国内最大級のネット小説コンテスト「ネット小説大賞」受賞作品!
日陰者の貴族レーニエと、叩き上げの軍人ファイザル。エルファラン国最北の地、ノヴァゼムーリャで彼らは出会った。
黒衣に身を包み、仮面で顔を隠す謎めいた新領主レーニエは、何を求めてこの地にやって来たのか?
過去に昏い傷を持つ二人が、美しい北の地でゆっくりと心を通わせていく。
周囲には忠実な家令一家に頑迷で素朴な村人、鍛え抜かれた武官、王族。舞台は四季徒然の北の大地、絢爛たる王宮、そして過酷な戦場へと展開していく。
そんな中で育まれる、レーニエとファイザルの切なくも激しい愛と葛藤。
2016 文野さと/ポニーキャニオン
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
ノヴァゼムーリャに領主としてやってきたのは、仮面をつけた小柄な人物。うーん……地味だ……。本のつくりが丁寧で、丁寧に描かれているだけにもったいない。もう少し、何かないと、やっぱり売りにくいし、売れないんだよなあ。
-
この話は、いわゆるネット小説風ではなく、描写にこくのある作品です。よい意味で、突拍子のない展開がときどきあって、首をひねらされます。が、それが作品の魅力になっているのだと思います。
身分差があって、しかも男性のほうが低いというのも私にとってはポイントが高いです。逆はよく見かけますが。こちらのパターンの方が本当の愛という感じで、私は好きです。
個人的なことをいえば、国境警備隊指揮官ファイザルさんが、とても私の好みのタイプです。どこにいったらこんな男性がいるんだろうか???と思ってしまいます(笑)。
誰かこの人を小説の中から出してください!そうしたら私がこの縄で縛って逃げられないようにしますので。
そういうわけでよろしくお願いいたします。 -
さすが文野さん、という作品です。
読ませます。
マリエのような凜とした印象はないけれど
儚さの中に強さを感じさせる女性だと思いました。個人的には儚い系よりも武装系女子が好みですが指揮官殿がツボなので結果オーライです。
そしてどのキャラも個性豊かで
だからこその作品の全体の雰囲気がいいのだと思います。どんどん読めます。
イラストもとても好みです。いかにもラノベな感じがしないです。美しいですね。イメージどおり。
そうですよね、続きますよね、と
あとがき読みながら。
続いてくれないと空腹が満たされぬまま
お預けくらってる感じです。
お待ちしてます!